遠景に絵描き人あり桜咲く ひよどり 一平
(えんけいにえかきびとありさくらさく)
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快晴ではなかったが、雨になりそうだったので、遠い公園にまで足を伸ばした。
桜の花は満開に近かい状態だった。一雨が来れば、散り始めたかもしれない。
小さな子供連れの花見の宴が多かったし、写生グループも見られた。
私はひたすら歩いた。しかし歩数はさほど伸びなかった。
遠景に絵描き人あり桜咲く ひよどり 一平
(えんけいにえかきびとありさくらさく)
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快晴ではなかったが、雨になりそうだったので、遠い公園にまで足を伸ばした。
桜の花は満開に近かい状態だった。一雨が来れば、散り始めたかもしれない。
小さな子供連れの花見の宴が多かったし、写生グループも見られた。
私はひたすら歩いた。しかし歩数はさほど伸びなかった。
神の池木杭巡りて葦の角 ひよどり 一平
(かみのいけきぐいめぐりてあしのつの)
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この池のこの辺り、水深は結構あるように思う。
そんな池の木杭の周りに、葦が角を出した。
かつてその辺りに、葦が生えていたことはなかった。その都度、誰かが刈り取ってしまっていたたのだろうか。
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新型コロナ対策としての切り札であるワクチンの接種が、揺れに揺れていて、真相が掴めない。
真相自身が、揺れているのかも知れない。
そんなことで、オリンピックが開催できるのだろうか。
新型コロナ禍で、日本の国力の哀れな真相を、しみじみ知らされたような感じだ。
大木の傍らひそと黄水仙 ひよどり 一平
(たいぼくのかたわらひそときすいせん)
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新型コロナと花粉症に怯えながら、お寺と病院には欠かさずに行っている。
「病気を治そうと通院して、コロナに罹ったら元も子もないではないか」と揶揄されるが、それは元気な人の言う言葉。
私の場合は、それ程悠長なことではないのだから仕方がない。
気が向けば腹這いひて撮るはこべ草 ひよどり 一平
(きがむけばはらばいてとるはこべぐさ)
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私はこの草に愛着を感じている。
田舎育ちの私は、子供の頃、兎や鶏の餌としてよく刈り採ってきたものだ。
しかし、カメラに収めようと思ったら、立膝ではなかなか上手く撮れない。
上の写真は、小さな三脚を立て、腹這いになって撮った。
度を過ぎていると思うかもしれないが、これでも本人は大真面目なのだ。
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こんな程度の記事を書くのであっても、この頃はミスが多くなった。
誤字、脱字はもとよりのこと、論理破綻もしばしば。
時には、読んで下さっている方からメールや電話を戴き、その都度訂正している。
ご連絡下さった方々に、心よりお礼を申し上げたい。
血圧に乱れありけり紫木蓮 ひよどり 一平
(けつあつにみだれありけりしもくれん)
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昨日のこと、駅構内の階段で足を踏み外した。持参の荷物が転がった。
「大丈夫ですか?」と、女性が声をかけてくれた。
「ありがとうございます、大丈夫です」と言って立ち上がった。掌が痛くて「大丈夫」ではなかったのだが、まさか泣き言は言えない。
駅の階段を踏み外したのは初めてだった。下り階段でなくてよかった。
年齢から言って、十分に気を付けるべきであった。恥ずかしいことだ。
家に帰ってしみじみ脚を見た。ほっそりと弱々しかった。
先日来の運動不足が、大いに祟ったものらしい。