レンタル回帰

2011-05-24 14:13:27 | Daily Life
蔦屋書店のレンタル会員になった。
新潟に来て1年以上が経過し、今ごろ感満載のレンタル会員証取得…。

TSUTAYA 系の『Tポイントカード』…。



実は、ずっとレンタルが嫌いで、もう十数年レンタル会員になったことがなかった。

図書館での『図書』の貸出と異なり、基本的に音楽映像のレンタルは『見て』『聴いて』楽しむために、何らかの記録媒体にコピーを作成しなければならない事が多く、コピーする記録媒体はその時代を反映するものが多く…。

おいらの世代は『アナログ』な世代で、WALKMAN と言えば『カセットテープ』だった。
1980年代の後半、詰襟学生服の内ポケットに WALKMAN を忍ばせ通学した高校生の頃…。
その頃は頻繁にレンタル屋に通った…。
音楽メディアの主役は『LPレコード』から『CD』に変わり、針飛びもせず、格段に取り扱いが良くなった。
レンタル屋のLPは当り外れがあって、ハズレを引くと針飛びしてさ…。
CDになって、針飛びしないクリアな音に感動したっけ…。

当時のCDの値段はアルバム1枚3000円オーバーは当たり前で、高校生のおいらには高価なもので…。
1枚300円でレンタルして、カセットテープにコピーする…そんな青春時代。

でも…コピーは所詮コピーで、繰り返し聴けばカセットテープは痛むし…。
選曲も、頭出しも、カセットテープには酷…。

高校を卒業して活動範囲は広がり、移動の中心はクルマに変化…。
アルバイトでお金を稼ぎ、好きなアルバムもCDで手に入るようになった…もう貧乏くさいレンタルなんかしない…と。

そこからおいらのメディアの中心はCDで…。
就職して、結婚して、子どもが生まれて、守るべきものが増えれば犠牲になるものもあり。
やがてミュージックシーンはおいらの生活の犠牲となり、
クルマで聴くCDも、選ぶ楽しみを忘れて10連装がエンドレス…。

取り残されたおいらに、iPod というマルチメディアプレーヤーが届く。
その辺の経緯は、これとかこれとか…。

デジタル音源で劣化しないし、頭出しや選曲も思いのまま。
改めて、いま、レンタル回帰。
高校生の気分…(笑)。

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