モラル

2010-07-28 05:33:21 | Bicycle
moral=道徳的規範や道徳性などのこと。
法律=議会の議決を経て制定される法規範であり、国法の一形式である。議会の議決を経る前の段階を法律案(法案)といい、議決を経てはじめて法律となる。(ともに Wikipedia より)

ブログを書くようになってから、事あるたびに自転車乗りのモラルアップを書いてきた。
そう言いながらも、ブログにコメントをくださる皆様の中にも、おいらにも『貰い事故』の災難があり、今の道路交通事情を見て溜息をつくような状況に憂うわけで…。

昨日も公園の中で…というブログ記事を書いたのだが、ちんきーさんからこんなコメントを頂いた。

『ランニング始めて思ったのはチャリって結構恐怖だと言う事。
気が付かない状況で後ろから結構なスピードで抜かれる時とか正面に向かってくるか・・・
(スポーツ系のバイク)
人って自分のスピードと違うものって恐怖を感じるみたいですから・・・
(歩いている人から見ればランナーだって恐怖です)
あと思うのは「最近始めました(それと若い子)」って感じの人の方がムチャしてる様な気がします。
結局その行為が自分たちの首を絞める事にになるとは思ってもいないようですね。』

結局のところ、どうしたら安全なのか?
それを考えることが全て…と思う。

例えばの話、高速道路の渋滞の最後尾を見つけたらハザート点滅で後続車に合図…。
これは事故防止を考えた安全策のモラルの話だよね?
法律じゃないんだけどさ…だからやらなくても捕まらないんだよね。
交差点でウインカーを出さずに曲がるのとは違うのさ。
だって、ウインカーを出さずに曲がったところを警察に見つかったら現行犯だぜ!

本当にそうか?

冒頭に触れたように、法律は国会で定めた法規範、最低限守らなければならない規律。
それを取り囲むように道徳的規範=モラルがある。

もう一回…。
信号を守ることは道路交通法で規定されている内容…つまり法規範。
でもそれって、道徳的規範ではないわけか?

自転車乗りのモラルアップのために、ヘルメットを義務化したらどうだろう…と思ったことがある。
クルマのシートベルトみたいに法律で規制を入れたら、あっという間に普及するだろうね。
でもさ、そんなことではモラルの向上はありえないのだ…って最近思う。

クルマに乗っていれば、道路の左端を行く自転車や歩行者を大きく避けて走る。

じゃぁ、自転車に乗っていたらどうだ?
同じ事だわな…。
対向車や後続からのクルマの接近が無いかを確認して車道側に避ける。
後続のクルマが譲ってくれたら、手信号で挨拶は欠かさない…軽く右手を出すだけでいい。

とどのつまり、法律や命令によって何かを義務化したり規制しても、その背景の『モラル』の部分を理解しなければ規則の真意は分からない。
なぜそうなのか…という部分を教えなければ…。

日本サッカー協会は幼稚園や小学校に出向いて、ボール遊びを通じて地道にサッカーの面白さを説いている。
子どもの頃から慣れ親しむ身近な乗り物『自転車』の『楽しさ』と『危険』をもっと知ってもらう努力をしないと、今にみんなが痛い思いをしないか?

必要だと思うんだよ…自転車に乗らない小学生なんていないだろ?

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6 Comments

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難しい・・・ (通行人Ω)
2010-07-28 08:34:52
初めまして。

ヘルメットの着用を法で義務化したら普及はするでしょう、けど自転車に乗る人のモラルは変わらないと思いますよ。モラルはその人自身が持っている自己の根幹をなす考え方が主にありますから。

そもそも、自転車と言う乗り物自体が宙に浮いた存在。車道を走行していて、危険を感じたら歩道へ逃げられる。又、警察官の指示があれば歩道を走行しなければならない。
モラルも大切ですが、大人ですら自転車は原則車道走行と言う事を知らない人が多すぎると思います。現時点で自転車を車両と認識している人はほんの一握りで、その他の人は自転車は「歩行者の延長上に位置する物」としか思っていないはずです。
なので、先ず自転車は車両であると言う事を教えた方が良いのではないでしょうか。
そして、車両である以上は車道を走行し、その為には頭部を保護するヘルメットが必要になる。又、交通ルールを守り譲り合いの精神を持つ事で円滑に事故も無くお互い気持ちよく走行する事が出来る。その為にはモラルが必要であり、マナーアップにも繋がってくると言う順序の方が分かり易いと思いますよ。

ヘルメットの普及問題ですが、言っても聞かない大人は放っておけばいいんです。実際に痛い思いをすれば着用するようになりますから。子供に教えるのは簡単です。大人が、子供から見て真似をしたくなるような見本を見せればいいだけです。子供にヘルメットを着用しろと口で言っても恐らく無理だと思いますよ。”あの人カッコいー!ステキー!”と言った姿を子供の目に焼き付ければ宜しいかと思います。子供って、目で見た印象が強烈に頭に残るようですから。
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Unknown (メロビ)
2010-07-28 12:26:59
自転車でもスポーツ車の場合さらに難しいなぁ、と。
日本の自転車界では圧倒的マイノリティですもんね・・・
今後自転車の法律やマナー、モラルが整備育成されていくとしても、日本の場合たぶん基本ママチャリベース。
そうなるとスポーツ車は今よりもっと道路上での立ち位置が微妙になる気がしないでもありません。
うーん・・・難しいです。
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Unknown (ちんきー)
2010-07-28 23:58:14
いろいろ考えてみましたが・・・
考えがまとまらず _| ̄|○
ただ一つ言える事は「人に迷惑をかけない」を念頭において行動するのが基本ではないかと・・・


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通行人Ωさんへ (HOTAS)
2010-07-29 06:02:52
はじめまして、コメントありがとうございます。

おいそれ…と答えが出る問題じゃないと分かっているんです。
ただ、口に出すことが大事ではないかと。

ものの道理を教えるのは容易ではありません。
おいら自信が人に言えるほど出来ているとも思えません。

偉そうなこと言っていますが、考えること、表現することなくしてその先の行動は無いのだろうと思うのですが…。
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メロビさんへ (HOTAS)
2010-07-29 06:06:15
ままチャリベースでOKだと思うんですよ。
主流なのがママチャリで…その『無法地帯』が一定のルールに沿えば、自ずとスポーツバイクの立ち位置が見えてくると。

ルールは基本シンプルに。
シンプルだからこそ、応用が利く。
雁字搦めの規則は、きっと硬直するだけだと思うのです。
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ちんきーさんへ (HOTAS)
2010-07-29 06:11:24
コメントを使わせていただきました。

難しい問題ですが…。
規則規則で縛れば、どう取り締まるかの問題になり、
自然発生の道徳規範なら、どう運用するかの問題になると思うのです。

道徳教育が子どもに必要なのは、こういった社会的規範の部分を教える意味合いが強いのでしょう。
応用の利く考え方が、迷惑をかけない…に繋がるのではと思うのです。
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