白状

事故があったのが先週の土曜日（7/3）。
１週間が経過…。

保険屋さんから書類が郵送されてきた。
なんやかんやと何枚か記入してハンコを押す。

保険金の受取口座の記入欄があった。
…やべぇ…。
普通に考えれば当然、振込先を指定しなければならないのだが…。
おいらの銀行口座は家計の口座と直結している。
手元にヘソクリを隠すほど資金がないおいらは、内緒の口座も持ち合わせていない。
小遣いなんて、自転車のパーツとツーリングの費用などで消えてしまう…。

自転車にあまり興味がない連合い。
おいらも、自転車にいくらかけているのか話していない。
全てはおいらの小遣いの範疇でのやり繰り…。
決して後ろめたいことをしているわけではないのだが、決して裕福とは言えない家計を切り盛りしている立場の連合いからすれば、確実に高価なオモチャに見える…だろう。

だが…。

暫く考え、決心。
現行の銀行口座を書き込んで、自転車の修理見積書を連合いに見せる。
『直してもらうのにこれだけかかるし、振り込まれたら渡して。』…努めて冷静を装う。
『…どれだけ自転車にかかってるの？』
『それは言えない。』とシラをきるおいら。
『払ってもらえてよかったね…。』小さく溜息をついて見積書を返す連合い。

…気まずい…まだ払ってもらえるって連絡は来ないけどさ。

その後、この件には触れてこない。
どっちにしたって修理でこの金額は使うわけだし『右から左』だと分かっているんだろう。

難関突破…。
実はこれが一番のヤマ場だったと、後から思うかもしれない。



喉元過ぎれば…。
気持ちは…はや、修理後のトレイルライドに向かう。