目は口ほどに

2009-04-28 05:18:59 | Daily Life
社内研修は次の工程に進む…。

今までは商品の『パーツ』製造の方、
今度は製造された『パーツ』のパッキング=包装作業。

ウチらの会社で作っている商品には、
『煮る』『蒸す』『焼く』『揚げる』の何れかの工程が必ず入る。
必ず加熱工程が入るってことだ。
その工程を経て、一気に商品を冷却して要冷蔵の温度帯にまで持っていく。

この後、スーパーの店頭でみなさんに買われて、家庭でも加熱されないで口に入る可能性も大。
サラダで使うような商品もあるからね。

だから、冷却工程の出口からパック詰めされるまでの工程での汚染は許されない。
厳重管理区域内の作業は消毒済の長靴・エプロン・長手袋着用で、自分の皮膚が直接見えているのは『目の周り』だけ。

はっきり言う『あんた…誰?』
毎日、顔を合わせているのに誰だか分らない。
口周り・耳周りもガードされていて、機械も『ガチャガチャ』と音をたてている…
何か喋っているが近くにいないと聞き取れない。

表情も目元だけでは読み取ることが困難。
目は口ほどに物を言う…
そりゃぁ、顔全体が見えていての話だ。
顔色をうかがうことすらできない…。

息が詰まりそうな『清潔区』。
毎日ここで仕事をされている人たちは、この『目だけ』の状態に慣れているんだろうなぁ…と、ひとり思う。

でも、辛いなぁ…
研修中で先が見えているけど、おいらが『ここでやれ』と言われたら…。

楽な仕事なんて、無いよなぁ。
改めてそう思う。


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