昼の暑い陽射しが和らぎ、夜のとばりがおりると同時に川面を涼風が渡りはじめます。
そんな中、川上から薪を燃やす太古からの自然の灯りが一つ二つ、そして三つと徐々に
下ってくる・・・・・・そしてその生育を一段と早めて遡上してくる若鮎たちとそれがクロスす
る・・・・・そんな伝統の鵜飼漁がいよいよ盛り上がってきました。
そうなのです、この時期、鵜飼いはその序章を終えて、いよいよクライマックスにさし
かかったのです。
この鵜飼い、遙かな伝統と歴史を持つだけにいろいろな著名人が訪れています。
かの、チャールズ・チャップリンが二度も訪れたことは有名ですし、川端康成の小説に
もその恋人を追って岐阜を訪れた一高生の恋とともに登場します。
もっと古く、信長はもちろん、秀吉や家康の天下人が訪れたことも前に述べましたね。
ところで、さらにそれらを遡る古い訪問者が記録されているのです。
それは源頼朝で、しかも二度にわたる訪問なのです。
最初は「平治の乱」に破れた父・義朝と敗走する折、本隊からはぐれ長良河畔をさまよっ
ていた頼朝一行が、当時の鵜飼いの長であった白明という人のところに泊めてもらった折
のことです。
このとき、頼朝は鮎鮨などで手厚いもてなしを受けたといわれています。
敗残の一行にとっては、それはさぞかし心温まるものだったことでしょう。
その後、平家の追討により、父・義朝はじめ、頼朝の一族郎党はほとんど命を失うので
すが、頼朝は一命を助けられ伊豆に流刑となったことは歴史が示す通りです。
後年、そこで兵を起こした頼朝はついには征夷大将軍に登りつめたのでした。
そして、1192年、今度は鎌倉幕府の長として上洛するするのですが、その折、わざわざ
白明の子を呼び出し、かつての恩に対して礼を述べるとともに、これを機に、毎年、鮎鮨
を鎌倉に送るように命じたといわれます。
ところでこの白明という人、生没年などは不明なのですが、12世紀の中頃から美濃国鵜
飼いの長を勤めた人で、当時、長良川筋に7郷21戸あった鵜飼いを稲葉郡長良(現岐阜市)や
武儀郡小瀬(現関市)に移住させ、鵜飼漁の発展を図ったとあります。
ということはこの人、現在の岐阜鵜飼いと小瀬鵜飼いの基礎を据えた大変な人というこ
とになります。
しかもそれが鎌倉幕府の開府と絡み合うなんて、さすが歴史と伝統を秘めた鵜飼い、歴
女の皆さん方にも是非お披露目したい歴史絵巻のひと駒ですね。
さあ、そうした様々な秘話を背景にした壮大な鵜飼い、これからが本番中の本番です。
当ホテルでは、皆さんの鵜飼い観覧がもっとも快適に為されますよう、従業員一同、努力
を重ねています。
(鵜飼いの長~い歴史に思いを寄せるホテパクちゃんでした)
そんな中、川上から薪を燃やす太古からの自然の灯りが一つ二つ、そして三つと徐々に
下ってくる・・・・・・そしてその生育を一段と早めて遡上してくる若鮎たちとそれがクロスす
る・・・・・そんな伝統の鵜飼漁がいよいよ盛り上がってきました。
そうなのです、この時期、鵜飼いはその序章を終えて、いよいよクライマックスにさし
かかったのです。
この鵜飼い、遙かな伝統と歴史を持つだけにいろいろな著名人が訪れています。
かの、チャールズ・チャップリンが二度も訪れたことは有名ですし、川端康成の小説に
もその恋人を追って岐阜を訪れた一高生の恋とともに登場します。
もっと古く、信長はもちろん、秀吉や家康の天下人が訪れたことも前に述べましたね。
ところで、さらにそれらを遡る古い訪問者が記録されているのです。
それは源頼朝で、しかも二度にわたる訪問なのです。
最初は「平治の乱」に破れた父・義朝と敗走する折、本隊からはぐれ長良河畔をさまよっ
ていた頼朝一行が、当時の鵜飼いの長であった白明という人のところに泊めてもらった折
のことです。
このとき、頼朝は鮎鮨などで手厚いもてなしを受けたといわれています。
敗残の一行にとっては、それはさぞかし心温まるものだったことでしょう。
その後、平家の追討により、父・義朝はじめ、頼朝の一族郎党はほとんど命を失うので
すが、頼朝は一命を助けられ伊豆に流刑となったことは歴史が示す通りです。
後年、そこで兵を起こした頼朝はついには征夷大将軍に登りつめたのでした。
そして、1192年、今度は鎌倉幕府の長として上洛するするのですが、その折、わざわざ
白明の子を呼び出し、かつての恩に対して礼を述べるとともに、これを機に、毎年、鮎鮨
を鎌倉に送るように命じたといわれます。
ところでこの白明という人、生没年などは不明なのですが、12世紀の中頃から美濃国鵜
飼いの長を勤めた人で、当時、長良川筋に7郷21戸あった鵜飼いを稲葉郡長良(現岐阜市)や
武儀郡小瀬(現関市)に移住させ、鵜飼漁の発展を図ったとあります。
ということはこの人、現在の岐阜鵜飼いと小瀬鵜飼いの基礎を据えた大変な人というこ
とになります。
しかもそれが鎌倉幕府の開府と絡み合うなんて、さすが歴史と伝統を秘めた鵜飼い、歴
女の皆さん方にも是非お披露目したい歴史絵巻のひと駒ですね。
さあ、そうした様々な秘話を背景にした壮大な鵜飼い、これからが本番中の本番です。
当ホテルでは、皆さんの鵜飼い観覧がもっとも快適に為されますよう、従業員一同、努力
を重ねています。
(鵜飼いの長~い歴史に思いを寄せるホテパクちゃんでした)