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岐阜花火事情 中止と復活!

2011-07-28 15:37:41 | http://blog.goo.ne.j

 岐阜の街は例年、今頃になると心なしかソワソワとした気分に溢れます。それはこの時期、2つの大きな花火大会が岐阜の夜空を彩るからです。

 これは、この辺りをエリアとする2つの新聞社が競って行う大会で、だいたい7月末の週末と8月初めの週末にわたってそれぞれがそのけんを競ってそれぞれ30,000発前後の花火を夜空へと放ちます。

 これほどの規模の花火大会を2週続けて見ることができるのはおそらく岐阜ぐらいだろうと思います。

        

            岐阜の夜空を七色に染めて・・・

 規模もともかく、またそのロケーションがいいのです。山あいから平地に出たばかりの清流長良川の河畔で打ち上げられるそれらは、夜空で弾けるものと川面に映る花々が一体となり涼味をそそる風情が溢れます。

 視覚ばかりではありません。音響もまたひと味もふた味も違うのです。

 それは当ホテルの背後にそびえ、山頂に岐阜城をいただく金華山のせいです。この山が音響版として花火の効果をいやが上にも盛り上げるのです。大きな花火が打ち上がると、その音が轟々とばかりに反響します。

 スターマインなど連続した花火が打ち上がると、それが終わったあとでも、その残響がこだまとなってしばらくのあいだ響きます。まるで、この山自身が歌っているかのようにです。

 ようするに岐阜の花火は、こうした山紫水明に恵まれたこれ以上ないという条件で2週にわたって展開されるのです。

 

        

      これは例年の様子 橋の向こう白い建物が当ホテル 背後は金華山

 ところが、ところがです。それらの花火大会は今年は双方とも中止になってしまいました。東日本大震災による華美なものの自粛ということなのですが、そしてそれはやむを得ないことなのですが、岐阜の街から夏の最大のイベントが消えてしまったのはやはり寂しものがあります。

  そんな市民の声が底流にあるなか、8月の最後の日曜日(28日)に3,000発という縮小された規模ではありますが、「届けよう岐阜の心 被災地に心とメッセージを」と題した花火大会が挙行されることとなりました。

 確かに例年よりも縮小されたとはいえ、3,000発といえば小さな都市の大会の規模に匹敵します。それらが例年とは少し会場を変え、当ホテルのやや上流の河畔で打ち上げられる予定です。

 伝統が途絶えなくてよかったと岐阜っ子はほっとしています。もともと花火大会は、お盆の送り火のようなものとして始まったのですから、今年はまさにそれにふさわしい大会になりそうです。


         (ひとまず良かったと思う花火大好きのホテパクちゃんでした)