みずがめ座η流星群、今夜ピークに 北日本など観測チャンス
今夜、みずがめ座η流星群の活動がピークを迎えます(η:エータ)。
活動の極大時刻は明日5月6日(水)の朝5時頃ですが、日本では放射点の昇ってくる深夜の1時過ぎから明け方までが流れ星の見やすい時間となります。
ただ、今夜は満月に近い明るい月がほぼ一晩中夜空を照らすため、晴れているところでも観測の条件はあまり良くありません。月を視界に入れないようにしながら広く空を見渡してみてください。
流星は、放射点(※)のあるみずがめ座の周辺のみに出現するわけではなく、放射点を中心に四方八方に流れるため、夜空のどこにでも現れます。
※放射点:流れ星(群流星)が飛び出してくるように見える天球上の点で、流星群に属する流れ星はこの点を中心に放射状に流れます。
みずがめ座η流星群は毎年ゴールデンウィークの終わりごろに活動する流星群で、速度が速いのが特徴です。ハレー彗星の通り道を地球が通過し、そこに残されていた塵が地球の大気に飛び込んで、上空100km前後で発光して見える現象です。
(1)活動が活発な期間が長い
みずがめ座η流星群は活動が活発な期間が長い流星群のため、極大日の前後数日間はピーク時と同じくらいの流れ星を期待出来ます。
(2)流星の速度が速く、痕が残りやすい
みずがめ座η流星群に属する流れ星の速度は約66km/sと流星群の中でも早く、比較的痕が残りやすい流れ星と言われています。