岐阜城に関する岐阜城跡石垣発見伝」と山上部の模型を作成しました。
マップと模型は、発掘調査案内所」で21日から展示、配布を始めました。
マップはA3判三つ折りで、山上部と山麓(さんろく)部を表裏で紹介。1984年から始まった戦国時代の主な石垣19件を写真とともに掲載しました。
織田信長期以降の大きく二つの時期に分かれていることや、大型の石材を使用した巨石石垣があることがわかっています。マップの解説には最新の調査の成果も記されています。
市文化財保護課では「石垣を巡りながら岐阜城を歩き、魅力を再発見してほしい」と。
山上部の模型は、3次元レーザー測量により約15万平方メートルのデータを3Dプリンターで立体化。大きさは縦25センチ、横35センチ、高さ16センチ。地形や曲輪、竪堀など精巧に再現し、観察することができます。マップと合わせてみると、石垣の位置関係を立体的に理解することもできます。