長良川温泉 ホテルパーク

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14代目菱屋渡辺庄吉さん『郡上本染』(重要無形文化財指定)の作品がホテルのロビーに!

2008-09-26 00:48:42 | スタッフ日記
    

画像は、県の重要無形文化財に指定されている、『郡上本染』、菱屋14代目を継

ぐ、郡上市(八幡町)の紺屋(藍染の店)「渡辺染物店」(屋号・菱屋)の渡辺庄

吉さん(72)です。


『郡上本染』には、天然の藍を発酵させ生地を染める藍染と大豆の絞り汁を使った

カチン染めの2種類があります。

藍染めは、草木で、藍や青色に染めるもので、布を10数回浸して染め上げるため

藍色が深くなるのが特徴です。

    

ホテルパークの1階のロビーフロアーの奥に重要無形文化財『渡辺庄吉』さんの作

品が飾られています。

    

郡上市(八幡町)で、郡上本染が始まったのは、今から約430年前です。

大正時代まで、八幡町には紺屋(藍染の店)が17軒あったそうですが、化学染料

の普及により、現在は、ただ一軒『渡辺染物店』が残るのみです。

庄吉さんは、岐阜県の重要無形文化財に認定され、その技術保持者です。

渡辺染物店の土間に埋め込まれた藍液の「瓶」やその他の道具類と約150年前に

建てられた仕事場は岐阜県の有形民俗文化財となっています。

    

作品のアップです。長良川の鵜飼(鵜匠が鵜を使い漁をする様子です。)

実際、見ると色がとても綺麗です。


また、本染めには、大豆の絞り汁を使ったカチン染めがありますが、これは、郡上

八幡の冬の風物詩で有名な『こいのぼりの寒ざらし』の鯉のぼりはこの方法で染め

られ、寒ざらしは、カチン染めの染料を吉田川で洗い流す作業です。

    

    
    (寒ざらし2008)

毎年、大寒の日に雪解けの冷水にさらされ、色が鮮やかに引き締まった鯉のぼりが

吉田川を泳ぐ『こいのぼりの寒ざらし』には、冬の風物詩として多くの観光客を集

めます。

    

真冬の極寒の川に入っての染料を洗い流す職人さんの姿は、伝統を支える偉業で

す。

渡辺染物店がある郡上八幡には、長良川からは、路線バスなどでも行くことができ

ます。

渡辺染物店のHPは
http://www8.ocn.ne.jp/~gujozome/

私は、このホテルパークの藍染めを見るまでは、渡辺庄吉さんのことを知りません

でしたが、岐阜ではもちろん、日本中の藍染めファンの中では知らない人はいな

い、この世界の第一人者でした。

まだまだ岐阜の伝統や文化、伝承の技、知らないことが、多く、少しずつ知るたび

に岐阜にはまっていきます。

どうぞ、宿泊のお客様、ホテルのロビーに注目してください。

もっと岐阜のことを勉強します。

反省・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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