開催期間:2020年9月18日(金)~11月3日(火・祝)
大河ドラマ「麒麟がくる」特別展の ご案内です。
2020年(令和2)のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公は明智光秀です。
明智光秀は、主君である織田信長を討った「本能寺の変」を起こした人物として、最も知られる戦国武将の一人といってもいいでしょう。しかし、彼の人生は出自すらあいまいで、終幕となった本能寺の変を起こした理由もいまだ解明されておらず、その知名度に反して多くの謎に包まれた人物ともいえます。
本展の前半では、先ず、斎藤道三を中心に、戦国時代真っただ中の美濃を紹介します。
そして、わずかに残された光秀の伝世品などとともに、彼と親交の深かった細川藤孝(幽斎)、織田信長やその家臣、四国の雄・長宗我部元親など光秀を巡る人びとを紹介することで、光秀の人物像に迫ります。
後半では、信長の家臣として近江国坂本城主となり、丹波を平定した輝かしい事跡をたどりながら、本能寺の変を取り上げていきます。下剋上から「天下統一」へと移り変わる激動の戦国の世に、明智光秀は何を観て、何を感じ、どのような未来を思い描いたのでしょうか。
展示内容(一部)
明智光秀画像 大阪府岸和田市・本徳寺蔵(9月18日(金)から9月24日(木)までの展示)
京都市指定文化財 本能寺跡出土瓦 京都市蔵(通期)
前期(9月18日(金)~10月11日(日))
重要文化財 斎藤義龍画像 岐阜県岐阜市・常在寺蔵
重要文化財 長宗我部元親画像 高知県高知市・秦神社蔵
岐阜県指定文化財 紅糸中白威胴丸 伝斎藤道三所用 岐阜県垂井町・南宮大社蔵 ほか
後期(10月14日(水)~11月3日(火・祝))
重要文化財 斎藤道三画像 岐阜県岐阜市・常在寺蔵
重要文化財 織田信長自筆感状 細川忠興宛 永青文庫蔵
熊本県指定文化財 黒糸威二枚胴具足 細川忠興所用 永青文庫蔵熊本県立美術館寄託 ほか