今日は、夕方から恵みの雨でした。鉢植えの植物は、毎日水をやらないとすぐに枯れてしまいます。ハイビスカスとパイナップルと蓮は元気です。親鸞聖人もさぞかし暑いことでしょう。
浄土真宗で、最も大切なのは聞法だと昔から言われます。コロナ禍をへて、この聞法の形が大きく変わりました。わざわざお寺に出向かなくても、インターネットで法話を聞ける時代になったのです。それは、とても良いことなのですが、いちど、それに慣れてしまうと、特にお布施を払ってまで法話を聞くということがなくなったのです。法徳寺は前から法話会への参加費無料にしていますが、わざわざ、お金をかけてまで法話を聞きたいと言う人は、ごく稀であります。私もよくYouTubeで法話を聞いていますが、それに慣れてしまうともう昔のようには戻れなくなってしまいました。会議なども、わざわざ出向くのがめんどくさい、全部インターネットでやれば良い、わざわざ、築地本願寺まで行って、会議などに出るのは私は嫌です。時間が、もったいないです。行き帰りの時間を費やすより、その分、境内の草むしりでもしていたほうが良いです。しかし、本当は法話会はライブが1番良いのです。好きなアーティストの曲もインターネットで聴くより、ライブで聞きたくなるのと同じです。法話会の最も素晴らしいのは、南無阿弥陀仏のお念仏が、お参りくださった、みなさんの口から出て、その声を聞いて、みんながお浄土へ参らせていただけるんだなぁと思えることであります。南無阿弥陀仏は、必ず救うの如来の呼び声だからであります。その呼び声が、今届いているのです。今届いていると言う事は、今救われていると言うことであります。今と言う事は、そのまま、無条件で救われると言うことであります。