浄土真宗本願寺派 法徳寺ブログ

神奈川県厚木市にある浄土真宗本願寺派(西)のお寺です。
永代供養墓10万より受付中です。

欲は生きる原動力

2024-07-15 20:01:00 | お知らせ
自分の欲しいもの、全ては手に入りません。たとえ、すべてのものを手に入れたと思っても、満足するのは一瞬で、また何かを欲しがるのが人間であります。欲に限りはございません。欲のことを願いと言い換えることができます。しかし、欲と願いは全く違います。欲は自分の幸せのことです。願いは他の幸せを願うことです、仏様は他を幸せにすることが生きる目的であります。私たちは、自分が幸せになることが人生の目的であります。生きる目的が違います。私たちは、欲がなければ生きていても、面白くありません。欲があればこそ、人生は楽しいともいえます。私もネットショッピングでものを選んでいる時はとっても楽しい。今、我慢してれば、いつかは、幸せになれるとそう思っても、明日生きてるかわからないのであります。欲があるという事は、元気な証拠です。病は気からであります病気を知れば、欲もなくなり、元気もなくなります。今やりたいことがある、欲しいものがある。それは、幸せな証拠なのです。阿弥陀如来は、欲をなくせとは申しません。そんなことは、できない事は承知だからであります。その欲のままに、必ず、浄土に救うと願う仏様は、阿弥如来しかいらっしゃいません。食欲もなくなったら、人生面白くありません。あれは体に悪い。これは体に悪いと食べたいものも、我慢していたら、長生きできるかといったら、そんなこともないのであります。人間は定命と言って、この世に生まれた時から、寿命は決まっているのです。

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