浄土真宗本願寺派 法徳寺ブログ

神奈川県厚木市にある浄土真宗本願寺派(西)のお寺です。
永代供養墓10万より受付中です。

お布施と言う名の読経料

2024-07-29 21:11:00 | お知らせ
今日は、歯医者さん行ってきました。お盆の時期や、年末になると歯が痛くなるのであります。多分忙しいのと関係があるのだと思います。今の時期、お寺は商売繁盛であり
ます。お坊さんが忙しいと言う事は決して良いことでは無いのであります。私は、お布施の額を伝えることにしています。お坊さんによっては、それは言ってはいけないと、そのようなお考えの方も多いのでありますが、私は聞かれる前から、すぐにお布施は、いくらになりますとお伝えするので、ご相談者の方がびっくりされます。はっきり言っていただいて助かりますと言う方もいれば、いきなりお布施の額を言われてびっくりされるような方もいらっしゃいます。本当は、お布施ではなく、読経料と言った方が正しいのです。お布施とは、本来読経に対する対価ではないからであります。清らかな心で相手を思い(この場合の相手とは、亡き方のことです)相手のために喜んでお金を差し上げる。それがお布施であります。ですので、お布施とは、お坊さんに対するお礼では、無いのであります。亡き方やお救いくださった阿弥陀如来様に対するお礼なのであります。また、お布施はお坊さんへのポケットマネーにはもちろんなりません、宗教法人の収入になります。ポケットマネーにしてしまったらそれは会社のお金を勝手にいただくのですから、横領であります。そして、いただいたお寺もその金額にかかわらず、清らかな心でありがたき、宗教法人のために使わせていただくのであります。お布施の額を見て、なんでこんなに少ないんだ?とか、そんな文句を言ってはいけないのであります。逆に、こんなにいただいてい良いのだろうか?と思うこともございます。私はついそんなことを思ってしまうので、ちゃんと金額を伝えることにしているだけであります。読経料は、対価でありますから、本当は、お布施とはいいません。でも、みんなお坊さんにお礼するお金を、お布施と言っているのであります。世の中物価がどんどん上がっていると話題になっていますが、お布施と言われる読経料はどんどん下がっているのであります。これからどんどんお寺が潰れていくと、言う方がたくさんいらっしゃいますが、世の中には、必要とされているお寺がまだまだたくさんあります。頑張ってるお寺がたくさんございます。私はいつも月刊住職を愛読しておりますが、それを見るたびに、うちはまだまだだなと思うのであります。

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