大10同好会

普通の高齢者の生活と情報

付和雷同(土井)

2006年06月06日 14時02分41秒 | Weblog
自分に一定の見識がなく、ただ他の説にわけもなく賛成すること、と辞書にあります。それ程極端ではなくても、これがいいと思われると誰も彼もが、どっと殺到し、駄目だとなると、一斉に手を引く様が普通に見られます。
マスコミの報道がまた、この傾向に拍車をかけています。
ホリエモンや村上ファンドがこの国民性も上手に利用して巨利を得ましたが、やり過ぎて御用になりました。そこそこまでは通用することでも限度を超しては元も子も失ってしまいます。村上代表も限界を見失ってやり過ぎたかな、と反省の弁を口にしていました。
そしてそれまで、好意的に接し、ある程度はその恩恵にも浴したであろう政治家や識者といわれる人達が手の平を返して批判するのも何時ものパターンです。
株式市場でも、アレヨアレヨという間に株価が上昇し、その頂上付近で、裏の仕掛け人達は売り抜け、事情の分らない一般投資家は証券会社の口車に乗って、まだまだ上がると信じて買わされてしまう、これも相も変らぬパターンです。
何事においても、付和雷同することなく、自分の考えと判断基準を持って行動することの大切なことは言うまでもありませんが、やはり、それを可能にするのは、不断の努力と精進に依る他ないようです。今回は説教じみた最後になり申し訳ありません。