尖閣諸島沖ビデオ流出問題（土井）

尖閣諸島沖での中国漁船の無謀ぶりを撮影したビデオがインターネット上に出回り大問題となっています。
朝１０分位、昼１５～６分位しかテレビを見ていませんので詳しいことや、その後どんな展開になっているのか知りませんが、その前提での感想です。

先ず日本の警備艇が二隻もいて、二隻ともが完全になめられているのが情けないです。
日本の領海内の違法操業ですから有無を言わさず停船を命じ、拿捕、連行するのが筋だと思うのですが、対応の甘さというかぬるさというかが感じられます。
そして国内の対応ですが、これにはいろんな思惑があって単純に、公開すべきとか、そうすべきではないとかは言い切れない所があるのは確かです。
政府もその辺りで、中国との関係悪化とそれに伴う実利の損なわれることも計算に入れて対応に苦慮していたものと思われます。
しかし何のことはない、考えているより先に完全に足元を掬われて、全世界に映像が出回ったのです。
私見では政府の弱腰の対応に頭に来ていたか、菅政権に見切りをつけたか結構骨のある国家公務員の誰かがリークしたとみてよいと思っています。

こんな重大機密がいとも簡単に洩れるということは政権にスキがあるというか、官僚機構にガタが来ていることの証明でもあります。
それを実証するようにテレビに映る菅さんはオロオロというかオドオドというか全くの自信喪失状態です。