今日の午後、日本記者クラブから中継された民主党代表選立候補者5人の共同記者会見を見ていました。
先ずこういう企画そのものが時宜を得て非常に良かったと思いました。
運営や内容も良かったので尚更その感を強くしました。
マスコミ全般に対しては日頃それ程いい感情は持っていないのですが、さすがに各社の政治部を代表する記者達の質問は適切で迫力もありました。
5人の顔ぶれと現況から見て29日の投票では第1回投票で過半数を獲得する候補者はなく、1位、2位の決選投票になる可能性が大きいと見られています。
またその決戦投票に残るのは前原さんと海江田さんだろうというのも大方の見方です。
その反映もあってか公平であるべき質問も若干ですがこの二人に片寄った感じはありました。
さてここから私の主観がより多く入ってくるというか、一方的な見方そのものかも知れませんがこの二人についての所感です。
まず海江田さんは、自分に都合のいい人を担ぐ小沢さんに担がれての出馬ということを抜きにしても、「軽い」という印象を拭えません。
国会で泣いたこととか、政治経験の浅いことはさて置いてもやはり、荷が重過ぎるという感じで、もし当選しても十分な仕事は出来ないと感じさせました。
前原さんは一般の人気の高いのは周知のことですが、それはそれなりのものを持っているからだという印象を与えました。
真摯で言うことにブレがなく、過去の経験を十分見につけて今後に向かう意気込みが感じられ、5人の候補の中での安定感は群を抜いていました。
投票までには全ゆる手練手管が駆使されるでしょうが、選挙民はもとより国会議員の中にもこれ迄の派閥やグループの支配するやり方に疑問を持つ人も多くなってきているので、そのことも考え合わせて、政治が少しでも新しい方向に進む為には今回は前原さんに勝って貰いたいし、また前原さんが勝つと思っています。