散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

訳あって帯広(3)天ぷら他

2021-06-12 18:00:46 | 飲み歩き・北海道内
さて、1軒目。帯広の飲み屋さんは開いていないところも多い。そして、私は明らかに地元の人っぽくない服装をしているので、地元中心で商売をしている店からすると、存在が気になるだろう。ということで、無難な選択をすることになり、天ぷらの「HT」へ。

ここは天ぷらメインだが、豚丼もかなり有名。一般的な日本料理は一通りありそうな感じの店である。先客は1組しかいないようで、私はかなり余裕のあるカウンター席へ。普段は5席程度作れそうだが、今は3席分しか取っていないのだ。

まずはグラスビールでのどを潤しながらメニューを眺めて、昔は無かった「三代目のおすすめセット」を注文する。酒のつまみには持ってこいの感じだ。



まずは揚げたての天ぷらから手を付けよう。海老、舞茸、ナス、しし唐、白魚の5品。一気にビールを飲みほしてしまっていたので、福司生貯蔵酒を注文。日本酒を少しずつのみ、それに合わせる天ぷらも良い。



特に白魚のかき揚げなんて、なかなか食べることが無いから嬉しいよね(一番下にあるので、写真では見えない)



セットの刺身はマグロ、ホタテ、小さ目のボタンエビかな。マグロはなかなか悪くない。ボタンエビの鮮度も良好。そして一番いいのは帆立だな。単品注文だと結構な値段なので、やはりこの品は非常にお得である。



そして、焼豚が2切れ。これはチャーシューではなく、いわゆる豚丼の頭である。ここは天ぷらの店であるが、豚丼にも定評があるので、ちょっと食べたいと思っていた。甘ったるさのないタレで焼かれているので、つまみに良いのである。

さて、この後どうするか。もう少し注文する余裕はあったが、最近、外飲みに出ていないので、違う店にも行って見たい。ということで、ここで勘定をしてもらうことにした。支払いのときに、「三代目」らしき人に「ちょこちょこいろいろつまめるセットだったので、良かったです」と話をして、店を出る。めったに話をしない私なのだが、最近は少しでも嬉しい感情をお店の人に伝えようとしているのだな。



まだ明るい中、ちょっと歩きましょうか。

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2021年5月のカクテル

2021-05-31 23:53:08 | 飲み歩き・北海道内
5月は酒類提供時間制限→酒類提供禁止→酒類提供の営業禁止となり、とても少ない結果に終わった。正確には禁止ではないという話もあろうが、自粛を事実上強要しているので「禁止」であるというのが私の見解である。

ウイスキー 4
オリジナル 3
コーヒー 2
アクアビットモスコミュール(アクアビット抜き) 1
イチゴ+パイナップル+オレンジ 1
ウイスキーソーダ割り 1
ジンリッキー 1
合計 13
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人に触れずに小樽(7)

2021-05-04 20:51:21 | 飲み歩き・北海道内
小樽のバーとなると、いつも行っていたあの店が無くなってから、私の気持ちは定まっていない。何軒かよさそうな店があるのは知っており、順次伺ってみたい気持ちもあるのだが、現状で新規訪問はなかなか難しいものがある。

過去2、3回行ったことのあるバーがすぐそばにあるのだが、開店まで20分。今日は祝日だが営業するのだろうか。悩んでいるうちに、確実に開店時間を迎えている店を見に行くことにした。出抜小路の「R」である。おお、ありがたいことに営業していた。



この店はニッカウイスキーが中心なのだが、レアものは値段が高騰しており、もう金持ちの旅行客しか飲めまい。かといって、現行品じゃつまらないしなあ。私はじっくりメニューを眺めた結果、限定販売で今はもう売っていないブラックニッカクロスオーバーを飲むことにした。



かなりやんちゃな賑やかな味で、この間飲んだスーパーニッカプレミアムとは比べるべくもない。ま、これはこれでということだな。

もう一杯はこのシリーズの中でこれだけ100円高い、ブラックニッカブレンダーズスピリットを注文。



こちらは刺激の中にもマイルドな味わいがある。ちょっとだけ加水すると、甘味が引き出される感じだ。

と、2杯くらいでやめておくか。ちなみにこのバーは私以外の客なし。この飲食店街も休んでいる店が多く、商売は全く振るわない感じだなあ。



さて、帰るかと小樽駅に到着したところ、やはりバスターミナルの様子が変だ。やけに人が多い。小樽駅に入ってみると、とんでもない事態が発生しているのであった。





うわっ、マジっすか。駅から出てみると、札幌行(円山経由)の高速バスに並ぶ列は後ろがどこまで伸びているのか見えないほどだ。これは1時間やそこらでは乗れないなと思った私は閃いた。そうだ、あっちがあるじゃない。

観光客の皆さんは気がつかないのか、20分後に発車する札幌行(北大経由)の乗場に2番手で並ぶことができた。私って賢いね。そして到着したバスに見事2番目で乗り込むことができたのだが、バス会社の人たちが「札幌駅まで行くならこちらも乗れます」と余計なことを言って、長い行列の人たちを誘導していた(そりゃ、当たり前か)。

それでも私の隣席には人が乗らず、このまま行けるかと思ったら、高速直前の停留所でついに隣に座られてしまった。今日はここまで他人との接触に、とにかくあらん限りの注意を払っていたのだが、最後で台無しである。

マスクをしっかりかけ、窓側を向いてじっと耐える。そして札幌駅前到着。20時を過ぎているせいか、街が何となく暗い。



それにしても、不測の事態が起きた瞬間にいろいろなことがぶち壊しになるなと思いつつ、すっかり客の少なくなった地下鉄で家に帰った。

******
今回入手した月刊「おたる」は、この4月でなんと通巻682号(1964年創刊)。すごい雑誌だと思う。



その中から、この言葉を世の中に送りたい。「無理してやる必要はないだろう オリンピック」。



やるね、月刊小樽。
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人に触れずに小樽(6)

2021-05-04 18:15:26 | 飲み歩き・北海道内
さて、どこに飲みに行こう。割と良く行く海鮮の店は今日はお休み。となると、候補に浮かんできたのが、焼鳥の「I」である。理由はおいおい書いて行こう。

開店すぐの時刻にドアを開けると、カウンターには客なし。大将が結構な量の焼鳥を焼いているが、これは持ち帰り客の注文らしい。カウンター席の一番手前に陣取り、レモンサワーを注文。すぐに通しの浅漬けがやってくる。



ここは小樽の人気焼鳥店だが、団体客は奥の席(私はいまだに見たことが無いが、おそらく座敷席だろう)に行ってしまい、カウンターは1~2名客しか座らないのだ。そして早い時間から一番隅を押さえると、人との接触は最低限になるだろうとの読みが当たった。

まずは鶏肉、軟骨から注文。鶏肉は厚みがあって、なかなか美味しい。



軟骨は豚のだったか。かなり噛み応えがあるぞ。



続いて、この店(と元になった店)特有のタレ味で、つくねを注文。今日は途中から胡椒や一味をかけてアレンジしながら食べる。



飲み物はコップ酒(燗)に切り替えよう。2、3席空けて2名客が来たが、おかみさんがご丁寧にアクリル板を置いてくれるよ。そんなに気になるほどの近さではないんだけれども、この姿勢はありがたい。



豚ハツもこのタレには合っているような気がする。今日の私は意欲的に食べてるね。



コップ酒をお代わりして、締めはせせりだ。



いや、焼鳥15本も食べたから、私にしてはずいぶん多い方だ。せっかくだから、営業している店でお金を使っていきたい気持ちもあったかな。

ここで勘定をしてもらい、さてどうしよう。

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小樽へ(3)

2021-02-11 13:44:12 | 飲み歩き・北海道内
小樽市総合博物館本館から運河館へ移動。立ち寄りたいところがあるので、徒歩で移動する。

小樽の酒蔵がやっている販売所へ。人の気配がしないが、中に入ると先客が2人いた。せっかく小樽に来たのだからお金をなるべく落としていこうと、酒を購入するために来たのである。あれこれ眺めていると、どう考えても暇なのだろう。お店の方が「車でなければ試飲できますよ」と声をかけてくる。それでは頂くことにしましょうか。

結局、計5種類の酒を飲ませていただいたのだが、感心したのはどの酒にも綺麗でちょっと香りのよい味わいが、同じように根底にあることだ。そのベースの上に、ちょっと辛口だったり、より華やかだったり、仕込みと原料によってバリエーションが生まれているのだ。

私は「燗していいやつはどれでしょう」とおすすめを聞いて、「ほたる雪」という限定の酒を購入(限定に弱い)。ついでに、甘酒こはく糖というお菓子も一つ購入した。



どうもいろいろお世話になりました。大変だとは思いますが、頑張ってください(と、無責任なことを言うのも気が引ける)。



※甘酒こはく糖、今食べたんだけどかなり独特の味だね。外側は糖衣でカリッとしており、なかはゼリーの柔らかいような舌ざわり。そして甘酒の香りがなかなか強いのである。これは、独自のお菓子だと思うので、興味のある方はぜひ。
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小樽へ(1)&贅沢な昼食(10)

2021-02-11 12:00:45 | 飲み歩き・北海道内
4連休の初日、小樽に行くことにした。高速バス1本で行けるので、札幌の街中に行くのと変わらない感じで行くことができる。今、小樽は感染対策真っただ中なので、身は慎んでいくことにしたい。

バスに乗っていたのは10人程度で、なるべく皆さんまばらに座る形で小樽へ。

小樽到着後、時間調整で紀伊国屋さんに立ち寄り、本を4冊購入。それから昼食のため、蕎麦の「Y」へ。開店直後だったため、1番目の客となる。手を消毒の上、体温も測定されてから入店。ところで、あちこちで検温されるのが当たり前になりつつあるが、冬の屋外から来た場合は体の表面温度が低く、特に私の場合33℃台がでたり、測定エラーになることもしばしばである。検温に意味があるのかどうか、非常に疑問なのである。

テーブル席は以前は4人掛けだったところも、椅子を減らして2人掛けの状態となっている。私の後から来たのも2名×3組くらいだったため、終始余裕のある空間で食事ができた。まずは菊正宗の樽酒冷酒をもらって、のどを潤す。ちょっとだけついてくる蕎麦味噌がいつも嬉しい。



季節のつまみから、まずはニシン漬け。思ったより量がたっぷりで、ニシンの身も写真じゃよく見えないが大ぶりのカットのものが数切れ入っている。ニシン漬けなのにニシンが限りなく少ない場合、非常に残念なのだが、そんなけち臭いことはないのだ。



そして、鶏わさも注文。わさびを自分ですりおろして鶏刺し風に食べると、非常に清らかな味。これは冷たい酒にピッタリである。



つい、酒も進んでしまい、たちかま(真鱈の精巣を北海道では「たち」と呼ぶが、それから作ったかまぼこ)を注文。過去に1度くらい食べたことがあっただろうか。かまぼこと言っても、普通のものとは歯ごたえが全然違い、かなりの弾力性のあるやつをこれもわさび醤油で食べる。



そして締めは、年頭に食べて改めて良いものだと思ったかけそば。



まずそば汁の香りがいい。そして蕎麦を食べるとこの店の蕎麦の感じがきちんと残っている。それが時間の経過とともに熱で変化し、あまり薬味を入れすぎるのも良くないが、葱を少し入れ、天かすも少し入れて、変化を楽しむ。天かすを入れると美味いことは美味いのだが、もともとの風味は大体消えてしまうね。

というところで昼食は終了。なかなかの値段になってしまい、つい「贅沢な昼食」シリーズの記事にもなってしまったが、満足であった。お店の人の感じがとても良いのも重要である。



しかしながら、この後もあちこちで張り紙を見かけたが、2月の前半は休業になっている店がことのほか多いようである。歩いている人も、観光客らしい人はほとんどいないし、そもそも人が少ない。人口当たりの感染者数が多くなっている小樽の取り組みが功を奏すことを願う。

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2021年1月のカクテル

2021-01-31 23:43:14 | 飲み歩き・北海道内
今月は控えめの17杯。なかなかバーにも行けないのだ。

ウイスキー 8
オリジナル 5
コペンハーゲン 1
ジャックローズ 1
ジンソニック 1
ウイスキーソーダ割り 1
合計 17
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仕事で函館(16)

2021-01-24 11:22:55 | 飲み歩き・北海道内
帰りの列車が12時15分と早いので、少し早めの昼食をとるために、またもや「T」食堂へ。暖簾がでていたので、開店時間の10時半をわずかにフライングして入店。昨日と同じ入口近くのカウンター席に座る。

今日はまずビールの小瓶だな。それからポテトサラダと焼鮭をつまみとして注文。ビールでのどを湿らせてから、ポテトサラダを食べる。結構、マヨネーズを効かせ気味で、170円というのにボリュームたっぷりだ。この辺は居酒屋値段というより、食堂値段なのだろう。





続いて焼鮭。北海道人であれば普段も当たり前に食べているおかずが、こうやって飲み屋のつまみになるとなんだか嬉しい。なかなか手頃に焼いただけの鮭を食べられる飲み屋って無いよね。





徐々にお客さんがやってくるが、次に来た地元のおやっさんの訛りはなかなかだった。大体半分くらいしか言っていることが聞き取れない。店のお母さん達は分かっているのかどうなのか、ほぼおやっさんの話をスルーしている(いつもこうなんだな、きっと)。

続いて千歳鶴を燗でもらい、あまり食が進まないので(朝食抜けばよかった)、白菜のお浸しを注文。こちらは100円なのに、またたっぷりだな。少し塩分取りすぎのような気もするが、気を付けて醤油をかけて食べる。冬の白菜はいい感じだ。



というところで、本格的に昼飯を食べるお客さんが増えてきたので、早めの昼食は終了。しかし、この店はたまらないねえ。札幌にあったら、ついつい行ってしまいそうだ。そして、もう少し慣れたら、ぜひ店のお母さん達とちょっとした会話をしてみたいものである。

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仕事で函館(14)

2021-01-23 22:29:58 | 飲み歩き・北海道内
1時間ほど腹ごなしに歩き、2軒目は函館駅近くの有名な立ち飲み屋さんにしようと思ったら、見るからに結構な混雑である。おそらく常連さんが多く、見知らぬ私が入るのははばかられる。まだ、バーも開いてないしなあ。

いや、そうだ。駅前となると明日の午前中に行く予定だった「T」食堂があるな。ということで、軽く食堂飲みといこうではないか。店に入ると、ネット情報では19時閉店だったのだが、おかみさんが「18時閉店ですが…」とのこと。

まだ30分あるから大丈夫ということで、燗酒(国稀)とガラスケースの中から鯖味噌煮と新漬けを注文する。そうなのだ、ここは北海道で極めてまれな、ガラスケースからおかずを選ぶことのできる食堂で、さらにそれをつまみに飲むことができる店なのである。

腹がまずまず一杯なので、注文はこれで十分。こんな時にはピッタリくる相撲中継を見ながら、のんびり一杯やるのであった。



この後、コンビニでいろいろ買いこんでホテルに戻る。今日は大浴場に行こうではないか。何はともあれ風呂に行くと、宿泊客が少ないせいだろうか、他に一人しかいない。風呂にゆっくり入り、休憩所に置いてあるマッサージチェアーを使ってみる。



このマッサージ機が最新機種なのだろうか。何しろ、手ももんでくれるし、お尻も下からもんでくれるし、骨盤や背中を両サイドから押してくれるし、足もレッグカールのようにストレッチしてくれるという恐るべき多機能なのだ。最初のうちは「こう来るか」と新鮮な驚きを感じていたのだが、やがてウトウトしてしまい、つい寝るところであった。

これですっかりほぐされて部屋に戻り、今日の出来事を記録してから一人飲み会を始めるのであった。





飲みすぎ? 外で日本酒2合しか飲んでないからね。
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仕事で函館(6)

2021-01-22 23:59:58 | 飲み歩き・北海道内
話も弾んで驚くことに4時間経過の22時。X先生がバー好きの私に気を利かして「バーに行きましょう」ということで、タクシーに乗りバー「C21」へ。一応、盛り上がり時かと思って電話を入れてから来たのだが、バーには先客なし。こりゃ函館も大変だ。

レアボトル満載の頭がおかしくなりそうなメニューをほどほどに眺め、珍しいことにアクアビットベースのカクテルが4種類も書いてあるので、「私、異常にアクアビットが好きなんですよね」と言いつつ、コペンハーゲンを注文。



ほんのり甘く、アクアビットの味が効いたカクテルを飲み、豪華な通しをつまむ。



いよいよ24時も近づき、最後の一杯は、グレンリベットアンバサダーである店のマスターが「ちょっとフェアでお出ししていて」という中から、グレンリベットナデューラピーテッドカスクを注文。





グレンリベットは、製品としてはフェノール値(スモーキーな香りを表す)がゼロなのだそうだ。その原酒をアイラモルト(おそらくラフロイグではないか、とのこと)の樽に入れて香りを付けたのがこのウイスキーである。度数も62度超とあって、これはパンチがある。

他のお二人も締めの一杯を飲み、これでホテルに戻ることになった。私は久々の24時超えである。



ホテル手前のコンビニで明日のサンドイッチと水を購入する。自分の部屋に戻り、もうシャワーを浴びることもできず、ほぼそのまま寝る。あ、薬飲むのも忘れた。
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