散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

ちょっと後志(5)帰りの一杯

2022-09-18 16:10:59 | 飲み歩き・北海道内
小樽駅方面に戻り、日曜日は14時に開店する「T」へ。店名の前についている「角打ち」という表現は、経営が酒屋さんだからであるが、この場所は飲み専門だし、基本的に立ち飲みでは無い。

まだ客は少なめで、カウンター席の端に腰を下ろす。注文は酒カウンターというところで直接酒を注文するのと、食べ物類は注文シートがあるので、それに記載して持っていき、その場で金を払うシステムだ。

まずは後志地方に来たということで、二世古の秋あがりを注文。スッキリしつつも、食中酒としての実力がありそうな感じ。



つまみはそんなに腹が減っていないので、酒場冷奴というのを頼んだら、思いがけないものが来た。



豆腐の上に大量のフライドオニオンとネギが乗り、ポン酢で味付けしているようだ。それぞれ味を見るよりも、ざっくり混ぜて、豆腐をザクザクとしたフライドオニオンの歯触りとさっぱりした酸味で食べるのが良い感じだ。

2杯目は北海道産のワイン。銘柄は全く聞き取れなかった。



ここでグループ客が増えだしてきたが、店内は予想していたよりもかなり広く、グループ客は奥の方の離れた席に行ってしまうので、幸いである。



追加注文はやげん軟骨とつくね。



やげんは少々平凡だったが、つくねはかなり出来が良い。食べると肉汁がしたたり、タレがあっさりしている所が良いのだ。



ということで、日曜日の昼下がりだから、2杯2品(焼鳥は2本で1品と数えよう)で切り上げよう。



この後、バスに乗って帰宅。さほど歩いていないのだが、なんだか疲れた。
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ちょい小樽(3)

2022-08-13 15:21:01 | 飲み歩き・北海道内
小樽市総合博物館からバスで戻り、稲穂4丁目のバス停で降りる。少しぶらぶら歩く間もなく、立ち飲みの「IG」へ。何人か客の姿も見えたが、ここまで来たら突入である。



店内カウンターに先客が4名。先客の注文を待って、グレープフルーツ酎ハイを注文。小樽は札幌よりは気温が低いようだったが、少し湿度が高い。酸味があって、炭酸入りのものが飲みたい。



席料100円(立ち飲みですが…)でアーモンドが付く模様。



ここで落ち着いて辺りを見ると、壁に掲示されている酒の種類はなかなか豊富である。特に隣の客の注文を見ていると、日本酒のちょっと珍しいものが入っているようだ。そして、昼食がこなれていない私は手が出なかったのだが、簡単なつまみ類に面白そうなものが多かった。いわゆる有名どころの珍味もあるし、50円くらいでミニサラミ、魚肉ソーセージなどもある。



後は古い建物と古いものを生かしているようで、何点か絵画作品も展示されていた。次の写真の「ひまわり」なんかはゴッホの亜流のようでもあるが、絵心が無くはないような気もする。



さて、私の2杯目はスーパーニッカをストレートで。


→キャッシュオンデリバリ方式なので、小銭が置いてある。

ウイスキーは60mlということで、有難いがなかなか昼から飲むには多い量である。これを何とか飲み干して、勘定をしてもらった。さて、今日はちょっと散歩に出て来ただけなので、帰るとするか。

立ち飲み屋さんの建物は表通りに面した商店部とその後ろに2階建ての住宅部があり、さらにその後ろに平屋部があるという何ともスゴイ作りなのであった。

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小樽三昧(11)春の味

2022-05-28 18:15:37 | 飲み歩き・北海道内
17時になり、小樽でいつも行く居酒屋「O」へ。当然のことながら一番目の客である。カウンター席に座り、今日は良く歩いて喉が渇いたということで、ビールを頂くことにする。今日のメニューには期待のものがあった。早速、シャコを2本注文だ。



先日もシャコを食べたのだがあの時はメスであった。今日はオスということで、身の味としてはこちらの方が美味いのではなかろうか。大将は「形の割に身入りが少ない」などと言うのだが、私にとってはなかなか美味しいので、あまりそういうことを言わないでください。

飲物を冷酒に切り替えて、今日は酢の物を食べよう。エビ、しめ鯖、タコ、イカ、ホッキ、赤貝という海鮮の面々もさることながら、ウドを薄くスライスしたものが入っているのは非常に良かった。



そして、今日のメインはナメタガレイにしよう。時間がかかって仕上がった焼物は香ばしく、そして真っ白な身が美味い。背骨と首の周りの太い骨以外は、ほとんど全部食べてしまった。



カレイでかなり腹が一杯になり、締めの寿司はホッキとマグロだけ注文。



いやー、今日も美味かった。大将・女将さん・若大将の皆さん、いつもありがとうございます。ちなみに小樽の状況は、家族連れなど少人数の観光客は戻ってきたが、団体客は来ないのでまだまだだとか。私は「今日は泊まるのかい?」と聞かれて、「いや、すぐ帰れるから泊まらないですよ。小樽に泊まる人いないでしょ」といったら、「今は道民割りで結構泊まる人がいるんだ」ということだった。ふーん、そういう手もあったか。



帰りのバスがギリギリの時間となり、走ってバス停へ。走ったせいで少し具合が悪くなり、バスの中でうつらうつらする。
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新春おたる(5)

2022-01-08 18:26:08 | 飲み歩き・北海道内
さあ、小樽の夜。今年一発目だから、いつもの居酒屋「O」に行かなくてはなるまい。昼間の小樽駅の混雑に恐れをなし、一応予約の電話を入れたので、入れることにはなっているのだ。

戸を開けてカウンター席の一番手前に着席。他の席は全部予約が入っているようで、やっぱり念のため予約をしておいて良かった。また、幸いなことに、その客が来たのは私がちょうど帰る頃であった。

一杯目は真野鶴を注文し、刺身盛合せからスタート。今日は赤貝、ホタテ、甘えび、ホッキ、イカ、ゲソ、カンパチ、マグロという品揃えだ。小樽でとれたかどうか分からないが、イカは新鮮ですっきりした味。カンパチは脂の乗りがすごい。マグロはしっとりと脂が乗っている感じである。





それから仙鳳趾産の牡蠣があるというので、1つ生で出してもらったら、そのサイズに驚いた。これ、2個の牡蠣をレモンの下でつないでいるというトリック撮影ではない。これまで見たこともない超ロング牡蠣なのだ。



さすがに一口では食べ切れず、3口で食べる。味が濃厚である。

最初から飛ばしちゃったなあと思いつつ、次は宗八カレイを焼いてもらうことにする。焼くのに時間がかかるので(若大将が見るからに丁寧に焼いている)、その間に店のお母さんと会話をして、小樽の雪事情や観光客の様子を聞く。昨年の緊急事態宣言明けから観光客は増加し、かなりの人が来ているとのこと。札幌が先行しているようだけれども、小樽も時間の問題なのだろうか。

そんな話をしているうちに、宗八がやって来た。



身がふんわりと上品な味。背骨と頭の固い骨以外は良い感じに焼けていて、鰭・縁側の辺りもパリパリと食べられる。つい酒が進んでしまい、八海山を1合追加。大丈夫かなあ、私。

そして締めは鉄火巻きとイクラ軍艦を注文する。昨年来た時はウニも美味かったのだが、大将に聞いたところウニは高くなりすぎて、普通には出せないとのこと。赤潮問題もあったし、やっぱりそうだよね。それからイクラもかなり値は上がっているそうだ(これは幾らだったのか?)。



まあとりあえずは美味い魚を食べて、店の健在ぶりも確認して(予約客が少しづつ来始めた)、満足である。



いずれ小樽のバーを新規開拓と思いつつ、新型コロナが落ち着くまでは開拓しづらいので、小樽駅へ。エアポートがちょうど来ていたので、なるべく駅舎から遠い空いている車両に乗り込む。今回も琴似に戻ることにしよう。
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贅沢な昼食(22)

2021-09-04 12:55:21 | 飲み歩き・北海道内
さて、飲み屋街から道道228号線の方に戻り、寿司の「M」へ。近くにある駐車場には車が無いようだし、大丈夫かな…。店内はカウンター席とテーブル席3つ、座敷席が結構あり、新しくきれいな店だ。先客1組がいたが、ちょっと離れたテーブル席へ。私は一人なのだが、いきなりカウンター席は気づまりな気がしたのだ。

メニューを見ると、かなり考えどころである。ここはランチがお得で、それが土日はやっていないというのは想定範囲内である。しかし、私が頼んだ生ちらしで言うと、並1000円、上2500円、特上3500円なのである。ここで「並」を注文するというのは、通常の場合であればきわめて常識的な選択である。しかし、わざわざ遠出をしてきたことと、「上」との値段差を考えるとかなり安い材料しか入っていないのではないか、という考えも頭に浮かぶ。

しかし「上」2500円というのも税込みとはいえ、注文するには勇気がいる(特上は今のところ論外)。わずか1分程度、以上のような考察が頭を駆け巡った結果、「月曜から金曜まで、私は1円も使っておらんのだ」ということから、生ちらし上を注文することになった。

今調べてみると、実はこの店、昨年末に一度閉店になっているらしい。その後、経営が変わったのかどうか分からないが、ネット上の過去の情報と今の(少なくとも)価格帯はかなり違っているということは書いておこう。それから、営業時間短縮の影響かもしれないが、メニュー数も以前よりは絞り込まれているように思う。

さて、前振りが長くなった。食べるものはさておき、こっちだよ、こっち。



ということで、早速、千歳鶴からくち生酒を注文。メニューには1合と書いてあったが、300mlの瓶が来てしまった。それから少しして「お通しです」とイカ塩辛がやって来た。やっぱり通しが付くのか…、と思ったが、酒の値段が見たことが無い程安く、通しの値段込みで、この手の冷酒の一般的な価格帯くらいなのであった。



塩辛で冷酒をやっていると、問題の生ちらし上がやって来たよ。





載っているのは手前からとびっこ、ホタテ、甘えび、カニ、うに、サーモン、ホッキ、イカ、白身(何だろう、カレイか?)、マグロである。早速、食べていくと、ホタテはなかなか身が厚く美味い。マグロも見た感じがパッとしなかったが、舌触りが良い。白身はかなり大振りだったので、どんなものよと思って食べてみたら、上品な脂がのっていて、いい白身だった。

サーモンも脂っぽいだけではなく魚の味がするし、ホッキもちょうど良い歯ごたえを感じさせるように、良い具合にボイルされているようだった。ウニはご飯の上でとろけ始めているように、保存料を効かせていないのだと思う。これもちょっとだけ食べられると実に嬉しい。

基本的に美味い生ちらしだったのだが、値段と見合うかどうかというと、ちょっと考えるね。世の皆さんにもネット上の過去の情報とは違いますよということをお伝えしたく、いろいろ書いてみたのだが、そういえば私、ブログの記事で店名を出さないんだった。あはは、無意味か。



とりあえず、魚貝類で一杯やれたので、満足だ。それから、後から来た客が生ちらし並を頼んでいたのだが、中身は良く見て取れなかった。最後、手洗いに立つときにそっと覗いてみたのだが、そんなにジロジロ見るわけにはいかないよね。
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越境

2021-08-12 18:35:40 | 飲み歩き・北海道内
札幌市を出るにはどこに向かうのが一番近いのか。琴似に帰ることも考えると銭函という考えもあったが、大麻か、上野幌か。上野幌自体は札幌市内のようだったのと、周りに何も無さそうなので、大麻に決定。岩見沢行の普通電車に乗り込む。

あっという間に大麻到着。あらかじめ調査していた第1候補の店を目指して歩いて行くと、道を間違えて、南北逆に進んでいた。歩いた先で「史跡大麻6遺跡 縄文時代初期の集落跡」という標を発見。



跨線橋を渡り、駅の北側へ。



大麻駅の北側、第1候補の店にたどり着いて戸を開けると、カウンターに先客3名。空席はあるが、密着してしまいそうだ。店の人も見知らぬ客はちょっと…、という雰囲気を醸し出していたので、断念。再び跨線橋を渡って南側へ。

第2候補の店、焼鳥の「Y」へ。先客1名がいたが、テイクアウトの客らしく(声がデカかったが我慢)、そいつが帰るのをカウンター席で待つ。飲み物はレモンサワー、通しが無いようなのでミニサイズと書いてあった、板わさを注文する。





店主とアルバイト2名の体制だが、アルバイト1名(女子)は仕事を始めたばかりなのだろう。全てがあやふやで初々しい。注文がちゃんと通っているかどうか不安もあったが、焼鳥の第1シリーズがちゃんとやって来た。左から、豚精肉2、シロ、てごねつくねで、味はおすすめに従うと、すべてタレ味だった。そう、ここは室蘭焼鳥の店らしいんだよね。



別の小皿に入った辛子を付けて食べると、まあまあという感じか。せっかくのタレだから、もう少しコッテリしていた方が良いかも。

続いてデュワースのハイボールを注文。



焼鳥第2シリーズは左から純鶏、カシラ、タン。今度はカシラ以外は塩味だ。



純鶏というのが何かと思いつつ食べたら、どうも親鳥っぽいな。噛み応えがあって、美味い。「純」なので、ネギ無しという考え方もあると思っていたら、玉ねぎは他のと同様に入っていた。後はカシラもいいし、タンは塩味で結構いい感じだった。

これらを食べつつ、残りの板わさとともに北の勝大海を飲む。



ま、3杯飲んだら酔ってきたわ。ちょうど電車の時間も良さそうなので、越境1時間1本勝負(焼鳥は7本)は終了。江別市ありがとう。



歩いて1分の大麻駅から小樽行に乗る。





郊外から札幌方面の電車って空いているのかと思ったら、そこそこ人が乗っている。国や自治体の言うことはもう無視なのだが、感染したりさせたりしたい訳ではないので、隅っこでひっそりと黙って帰る。
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札幌を離れる(2)

2021-08-07 15:25:57 | 飲み歩き・北海道内
さて、小樽の飲食店には営業時間の制限は出ているようだが、酒類提供禁止といったことはない。今日はそのために来たようなもんだな。さらに、朝食を遅らせて、14時過ぎまで時間をずらしての昼食である。

しかし、なんということか、第一候補で考えていた店は満席だった(しかも、この暑さに店の前で待っている人がいた)。諦めて第二候補へとちょっと歩く。アーケードなど、なるべく日差しが当たらないところを歩くのだが、それでも汗だくになり、ビアホール「NS」へ。



先客が2、3組いたが、広い店とあって、ガラガラである。これなら落ち着いて飲めるだろう。



さすがの暑さにたまらず、黒生小グラスを注文。ちょっと泡の具合がイマイチだな。



バイトの子の出来がもう一つだなと思いつつ、ビールをあっという間に飲みほしてしまい、しっかりした店長さんっぽい人に冷酒生酒を注文。うーむ、できれば小樽の酒にしてはどうだろうか。



さて、ここでつまみが到着。おお、こっちはいいじゃない。小樽コロッケというのはタコ入りのすり身を揚げたもので、ボール状のものが5個ついている。プチトマト、キャベツサラダも付いていて、タルタルソース、普通のソースもある。



なかなかタコの風味もあって、美味しいコロッケだね。

そして、もう一品がスペイン産生ハム(ハモンセラーノ)。この店のメニュー、おつまみとして15品ほど、480円値段の品があるのだが、その一つ。大体ビアホールのつまみって、ちょっと値段が高めの気がするのだが(年をとってもセコい私)、これは結構なボリュームだよ。満足だね。



ということで、酔いも回り、つまみも食べ、10人超えの大家族・親戚と思われるグループが来たところで、終了。

遠目に気になっていた絵画を撮影してから、勘定をしてもらう。

野田恭吾「運河街景」。



松島正幸「サン・クルー 巴里郊外」。



そして、ここから小樽駅前に戻る。高速バスに乗るならば、小樽駅の次の停留所の方が近いのだが、もう一つ小樽に来た目的は紀伊国屋書店に行くことなのであった。本を2冊購入してから、バスへ。隣に座る人こそいないものの、乗っている人はそこそこ多い。

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祝日の小樽(3)

2021-07-23 18:00:54 | 飲み歩き・北海道内
さっぱり人の歩いていないサンモール一番街を進む。後で聞いたところによると、今日の小樽駅はかなりの人出だったそうだが、駅からまっすぐ運河の方に向かって歩くのが、最近の主流らしい。その後、どこに行くのか知らないが、メルヘン交差点の方にでも行くのかな。





私は約1年ぶりになる居酒屋「O」へ。昨今の事情でなかなか来られなかったのだが、今日は昼間にオープンしているのを確認しておいたのである。店は開いているだろうが、札幌から来たのでどうかなあと恐る恐る扉を開けると、店の皆さんが快く迎え入れてくれた。

そういえば、市立小樽美術館・文学館の受付に「緊急事態宣言、まん延防止地域の方は利用を遠慮いただく」といったたぐいの紙が貼ってあった。これ、ホームページには一切書いてないと思うんだよな。どうもその辺ちぐはぐな感じがする。私も「札幌は今、まん延防止じゃないよね」と思いつつ、特に何も言われなかったのだが、相手がどのくらい気にしているのかというのは、なかなか分かり難いものである。

さて、今日は早速とばかりに生ビールを注文し、いつもの刺身盛合せを出してもらう。



今日はホッキ、ヒラメ、ブリ辺りは良いが、マグロがもう一つの感じ。いや、居酒屋だと生魚の仕入れを絞れるかもしれないが、寿司を出す店では仕入れなければならない品数はそれなりに多い。今日も1階カウンターは私1人、2階は2~3組の客が入っているようだったが、多分大変なんじゃないか?

途中で飲物を千歳鶴純米生酒に切り替え、ホッケフライを注文。量が気になったのだが、若大将が「半分でもいけるよ」ということで、ありがたく半量で出してもらうことにした。ピンとこない人もいるかもしれないが、ホッケフライは北海道では家庭の味、しかしなかなか食べられないものなんだよね(作るのが面倒)。



1つ目はタルタルソースで食べるが、生のホッケを使ったとのことでふんわりと美味いフライだ。2個目はソース、そして3個目は満を持して醤油で食べた。醤油が一番オーソドックスな気がするのだ。それにしても、ホッケ1匹分出てこなくてよかった。

やや、腹が満ちてきたところで、寿司一人前は食べられないので、1つづつ注文。まずは刺身で良かったホッキと平目だ。



うむ、寿司にしても間違いのない味。そして締めはイクラとウニ。大将が勧めてくれたのだが、これも美味かった。満足感で満ち足りる。



ここで札幌に戻ることにしよう。小樽でぜひ行ってみたいバーが出てきたのだが、まだ飛び込みで行くような時期ではなかろう。

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訳あって帯広(4)山菜

2021-06-12 21:33:10 | 飲み歩き・北海道内
さて、2軒目を目指して歩こう。まだまだ明るい初夏の北海道。観光の人はほとんどいない気がする。


→しまった、前の記事と同じ写真を使ってしまった。まあ、いいか。

途中にあった食堂兼飲み屋のような店。北海道ではこういう店は珍しいのだよな。かなり入りたかったが、今のご時世、避けておく。



藤丸百貨店のそばまで来て、秋田の郷土料理を出すと思われる店「A」へ。非常に印象的な店構えなので、以前から知ってはいたのだが、なかなか帯広で秋田料理って気にもならないよね。今日は他の店が閉まっていたのと、山菜料理が名物のようなので、それを求めて入店。そろそろ山菜が好きなお年頃になってきたのだよね。

カウンター手前に2人組がいたので、一番奥の席へ。飲み物は樽薫るハイボール(キリンのオークマスター樽薫るというのを使っているのね)、通しは蕨(わらび)。おお、これはいい。私、蕨は好物なんだよね。



店の大将に「山菜は何がありますか」と聞くと、「もう、かなり終わっちゃってて…」との発言。「しどけの醤油漬けならあるよ」ということで、聞いたこともない、しどけ(正式名称:モミジガサ)とやらを注文。



ほう、葉っぱと茎の部分が混じって出てきた。醤油漬けといっても、がっちり漬け込んだ感じはなく、生の山菜の風味も感じられる。割とあっさりとした癖のない感じで、食べているとほろ苦さが出てくる味わいで、これは初心者向けにも良いのではなかろうか。

さて、あまり山菜がないということなので、もう一つの名物らしい「天然きのこ」というのに着目して、天然きのこの玉子とじを注文する。酒は阿櫻という秋田の酒を注文。ここは秋田攻めでしょう。



きのこは何種類か入っているようで、ふんわり卵でとじた味は期待通り。しかし、玉ねぎがちょっと硬めのまま入っており、これが気になった。きのこを生かすなら、クタクタになるまで煮た方がいい気もするが、そうなると甘さが出過ぎるのかな。

というところで、結構酒を飲み、食べるのも食べたので終了。この店、数人のグループ客がいてちょっと驚いたが(店はお堅いが、客はのんきだね。まあ札幌に比べると感染者が少ないからなあ)、それでも早い時間に帰って行った。


→この外観はちょっと目立つでしょ。見づらいけど、なまはげの面も飾ってある。

外に出ると、まだまだ明るい。



でもホテルに帰ることにする。



コンビニに立ち寄り、夜食を購入。シャワーを浴びた後に一杯やる。



〆のデザート(オレンジムース)も食べてしまった。



そして、21時半ころ(だと思う)に撃沈。
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訳あって帯広(3)天ぷら他

2021-06-12 18:00:46 | 飲み歩き・北海道内
さて、1軒目。帯広の飲み屋さんは開いていないところも多い。そして、私は明らかに地元の人っぽくない服装をしているので、地元中心で商売をしている店からすると、存在が気になるだろう。ということで、無難な選択をすることになり、天ぷらの「HT」へ。

ここは天ぷらメインだが、豚丼もかなり有名。一般的な日本料理は一通りありそうな感じの店である。先客は1組しかいないようで、私はかなり余裕のあるカウンター席へ。普段は5席程度作れそうだが、今は3席分しか取っていないのだ。

まずはグラスビールでのどを潤しながらメニューを眺めて、昔は無かった「三代目のおすすめセット」を注文する。酒のつまみには持ってこいの感じだ。



まずは揚げたての天ぷらから手を付けよう。海老、舞茸、ナス、しし唐、白魚の5品。一気にビールを飲みほしてしまっていたので、福司生貯蔵酒を注文。日本酒を少しずつのみ、それに合わせる天ぷらも良い。



特に白魚のかき揚げなんて、なかなか食べることが無いから嬉しいよね(一番下にあるので、写真では見えない)



セットの刺身はマグロ、ホタテ、小さ目のボタンエビかな。マグロはなかなか悪くない。ボタンエビの鮮度も良好。そして一番いいのは帆立だな。単品注文だと結構な値段なので、やはりこの品は非常にお得である。



そして、焼豚が2切れ。これはチャーシューではなく、いわゆる豚丼の頭である。ここは天ぷらの店であるが、豚丼にも定評があるので、ちょっと食べたいと思っていた。甘ったるさのないタレで焼かれているので、つまみに良いのである。

さて、この後どうするか。もう少し注文する余裕はあったが、最近、外飲みに出ていないので、違う店にも行って見たい。ということで、ここで勘定をしてもらうことにした。支払いのときに、「三代目」らしき人に「ちょこちょこいろいろつまめるセットだったので、良かったです」と話をして、店を出る。めったに話をしない私なのだが、最近は少しでも嬉しい感情をお店の人に伝えようとしているのだな。



まだ明るい中、ちょっと歩きましょうか。

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