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3月22日
日経平均 4万0888.43円(72.77円高)
TOPIX 2813.22(17.01ポイント高)
長期金利(新発10年国債) 0.740%(変わらず)
1ドル= 151.39 - 151.41円(0.17円安)
3月18日 3万9740円 18億4863万株 4兆6092億円
3月19日 4万0003円 19億3254万株 5兆2007億円
3月21日 4万0815円 22億1465万株 5兆9014億円
3月22日 4万0888円 19億2481万株 5兆2480億円
■株探ニュース 2024.3.23
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今週の【早わかり株式市況】3週ぶり急反発、マイナス金利解除決定でアク抜け感
■今週の相場ポイント
1.日経平均は3週ぶり急反発、一時4万1000円台
2.マイナス金利解除が決定、アク抜けで一段高
3.週明け急上昇、事前報道で会合結果織り込み
4.FOMC年3回利下げ変化なし、米ハイテク株高へ
5.151円台まで円安進行、輸出セクターに追い風
■週間 市場概況
今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比2180円(5.6%)高の4万888円と、3週ぶりに上昇した。
今週はリスクオンの動きに再び火がついた。
日銀金融政策決定会合と米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えるなかも、週明けからロケットスタート。
両会合とも想定通りの結果で通過すると、買い安心感から一段高となった。
週明け18日(月)の東京株式市場は前週末までの様子見ムードから一転大きく反発。
日経平均は1000円超の大幅高となった。
翌日に日銀会合の結果発表を控えていたが、事前報道などで市場はマイナス金利解除を織り込む形となり、これを受け一気に買い戻しが加速した。
為替市場で円安が進んだこともハイテクや自動車など輸出セクターに追い風に働いた。
19日(火)も上昇。
日銀会合の結果が判明したこの日は、前場は買い手控え感が強くマイナス圏での推移が続いた。
昼ごろ、日銀がマイナス金利解除とETF買い入れの停止、イールドカーブ・コントロール(YCC)の撤廃を決定。
政策変更は事前予想通りの内容で、これを受け後場はアク抜け感から市場全体に買いが広がった。
プライム市場の7割を超える銘柄が上昇する買い気の強い地合いとなった。
20日(水)は春分の日の祝日で東京市場は休場。
21日(木)は上昇が加速し、日経平均は過去最高値を更新。
前日のFOMCでは年内3回の利下げ見通しに変化はなく、投資家の買い安心感を誘い、米株市場はハイテク株中心に上げ足を強めた。
この流れを引き継ぐ形で東京市場にも投資資金が流入。
1ドル=151円台まで進んだ円安も好感され、上値追いに拍車がかかった。
22日(金)は底堅く推移し、日経平均はこれで4日続伸。
一時4万1000円台まで上げ幅を拡大させた。
後場に入りマイナス圏に沈む場面もあったが、下値では買いが入り切り返した。
■来週のポイント
来週は日経平均に続き、TOPIXの史上最高値更新が期待される。
買い疲れ感のある半導体関連に代わりバリュー株物色の流れが強まっており、月末が迫るなか期末配当取りの動きもそれを後押ししそうだ。
重要イベントとしては、国内では29日朝に発表される2月の完全失業率、有効求人倍率、鉱工業生産が注目される。
海外では、25日に発表される米国2月新築住宅販売件数、26日発表の米国3月コンファレンスボード消費者信頼感指数、27日に発表される1-2月中国工業企業利益、29日に発表される米国2月の個人所得と個人支出、31日発表の中国3月製造業PMIに注視が必要だろう。
■日々の動き(3月18日~3月22日)
3月18日(月) 急反発、日銀政策修正を織り込み買い優勢
日経平均 39740.44( +1032.80) 売買高18億4863万株 売買代金4兆6092億円
3月19日(火) 続伸、緩和的な金融環境継続で4万円台回復
日経平均 40003.60( +263.16) 売買高19億3254万株 売買代金5兆2007億円
3月21日(木) 3連騰、米株高や円安で最高値更新
日経平均 40815.66( +812.06) 売買高22億1465万株 売買代金5兆9014億円
3月22日(金) 4日続伸、米株高を受け連日の史上最高値
日経平均 40888.43( +72.77) 売買高19億2481万株 売買代金5兆2480億円
■セクター・トレンド
(1)全33業種中、32社が上昇
(2)上昇率トップはトヨタなど自動車。輸出株はディスコなど機械、ニデックなど電機も大幅高
(3)内需株は三井不など不動産が上昇率2位。楽天グループなどサービス、大成建など建設も大きく値上がり
(4)野村など証券、三菱UFJなど銀行、第一生命HDなど保険といった金融株も急上昇
(5)三菱商など商社、住友電など非鉄、INPEXなど鉱業といった資源株も高い
(6)唯一の下落は郵船など海運
■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
1(1) 人工知能 エヌビディアを中心に物色テーマ再燃へ
2(3) 半導体
3(24) 不動産 マイナス金利解除も影響限定的との見方優勢
4(2) 円高メリット
5(4) 生成AI 日立やKDDIが将来ビジネス見据え相次ぎ強化
※カッコは前週の順位
株探ニュース(minkabu PRESS)
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