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日経平均、大幅続落

2024年04月07日 | 捕らぬ狸の経済



  4月5日
  日経平均 3万8992.08円(781.06円安)
  TOPIX 2702.62(29.38ポイント安)
  長期金利(新発10年国債) 0.765%(-0.010)
  1ドル= 151.33 - 151.35円(0.35円高)


4月1日 3万9803円  18億9505万株 4兆6442億円
4月2日 3万9838円  17億3605万株 4兆4002億円
4月3日 3万9451円  17億9795万株 4兆7608億円
4月4日 3万9773円  19億8441万株 4兆7963億円
4月5日 3万8992円  18億2633万株 4兆5108億円

株探ニュース 2024.4.6
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今週の【早わかり株式市況】大幅続落、懸念材料相次ぎ3万9000円割り込む

今週の相場ポイント
1.日経平均は2週続落、3万9000円台割れる
2.週明けから大幅安、欧米休場や益出し売りで
3.強い米経済指標相次ぐ、早期利下げ期待後退
4.台湾地震の影響懸念、買い手控えムード漂う
5.FRB高官発言で米株大幅安、原油上昇も警戒


週間 市場概況
今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比1377円(3.4%)安の3万8992円と2週連続で下落した。

今週は、ややボラティリティの高い地合いだった。
機関投資家の益出し売りで上値の重さが意識されるなか、米利下げ期待の後退や台湾地震の発生など懸念材料が相次いだ。
週末金曜に日経平均は3万9000円台割れまで売られた。


新年度入りとなった1日(月)の東京株式市場は前週末から大幅反落。
日経平均は一時600円を超える下げとなった。
前週末の欧米株市場がグッドフライデーの祝日に伴い休場だったため手掛かり材料に乏しかった。
直近までやや過熱気味に買われていた反動が出たほか、新年度入りで国内機関投資家とみられる益出し売りが影響したもよう。

2日(火)は小反発。
ドル円相場が円安に振れたことが追い風にハイテク株中心に堅調さを保った。
引き続き機関投資家の益出しの動きが重荷となり上値は重かった。

3日(水)は反落。
日経平均は一時600円安とまたもや大きな下げをみせ、3万9000円台前半まで水準を切り下げた。
米国では想定を上回る強い経済指標が相次ぎ、前日の米国株市場では早期利下げ期待の後退に伴う長期金利上昇が嫌気され主要株価指数が下落。
東京市場でもインフレ警戒感がくすぶるなか買い手控えムードが漂った。
また、この日朝方に台湾で地震が発生し、この影響を懸念した売りも下げを助長した。

4日(木)は米金利の上昇一服を背景に買い戻される流れに。
先物へのショートカバーを足場に日経平均は大きく切り返し、一時800円近い上げ幅をみせた。

5日(金)は急落。
日経平均は3万9000円台を割り込んだ。
米連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言で利下げ期待が後退したほか、原油価格の上昇が警戒され前日の米株市場は大幅安に。
東京市場でもリスク回避の流れが強まった。


来週のポイント
来週はリスク回避姿勢が強まりそうだ。
中東情勢の緊迫化や米利下げ期待の後退などが株式市場に逆風となる。
一方、国内には不安要素が少なく、調整一巡後は押し目買いの好機となるかもしれない。
個別では石油関連株に引き続き注目が集まりそうだ。


重要イベントとしては、国内では12日のオプションSQ算出が注目される。
海外では、10日に発表される米国3月消費者物価指数、11日に発表される中国3月の消費者物価指数と生産者物価指数、12日発表の中国3月貿易収支に注視が必要だろう。


日々の動き(4月1日~4月5日)
4月1日(月) 大幅反落、機関投資家の益出し観測で4万円割れ
       日経平均 39803.09( -566.35) 売買高18億9505万株 売買代金4兆6442億円


4月2日(火) 小反発、全体安も半導体関連の一角が買われる
       日経平均 39838.91( +35.82) 売買高17億3605万株 売買代金4兆4002億円


4月3日(水) 大幅反落、米株安を受けリスク回避の売り優勢
       日経平均 39451.85( -387.06) 売買高17億9795万株 売買代金4兆7608億円


4月4日(木) 反発、買い戻し優勢も後場後半伸び悩む
       日経平均 39773.14( +321.29) 売買高19億8441万株 売買代金4兆7963億円


4月5日(金) 大幅反落、米株安や原油高で3万9000円割れ
       日経平均 38992.08( -781.06) 売買高18億2633万株 売買代金4兆5108億円


セクター・トレンド
(1)全33業種中、28業種が値下がり
(2)値下がり率トップとなったHOYAなど精密機器のほか、アドテストなど電機、トヨタなど自動車といった輸出株は全面安
(3)ソフトバンクGなど情報・通信、ファストリなど小売、三井不など不動産といった内需株も安い
(4)金融株も軟調。野村など証券が大きく売られ、三菱UFJなど銀行、クレセゾンなどその他金融も値下がり
(5)中東情勢の緊迫化でINPEXなど鉱業が値上がり率トップに買われたほか、資源株は住友鉱など非鉄も堅調


【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
1(1) 不動産
2(2) 半導体 ラピダスへの5900億円追加支援で色めく
3(22) データセンター
4(3) 人工知能
5(4) 生成AI
※カッコは前週の順位

  株探ニュース(minkabu PRESS)





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