今週は、この2冊。
■窓から逃げた100歳老人/ヨナス・ヨナソン 2015.7.8
ヨナス・ヨナソンの『窓から逃げた100歳老人』は、笑い転げるおとぎ話です。
基調報告。
世の中はこういうもの、これから先もなるようになる。
これで、とりあえず100歳まで、悩みも迷いもなく、何より、怒ることなく生きた。
怒髪天を衝いたのは、生涯に一度あったか。
「復讐はいいことではない」とアランは諫めた。
「復讐は政治みたいなものだ。ひとつのことが必ず別のことを引き起こし、なおさら悪いことに
なって、さらには最悪になる」
この自らの戒めを忘れて。
それにしても、おとぎ話なのに、他人はバッタバッタと亡くなっていく。
牧師はアランではなく神に向かい、助言を求めて祈った。己を助けるためにこのカールソンを遣わしたのは主なのか。それとも悪魔が背後に潜んでいるのか。
しかし神は沈黙をもって答えた。神はときおりそうする。
花も実もある嘘八百が、読者の憂さを晴らしてくれる。..............週刊文春WEB
これから本格的な暑い夏を迎えます、暑気払いに腹の底からおおいにお笑い下さい。
『 窓から逃げた100歳老人/ヨナス・ヨナソン/柳瀬尚紀訳/西村書店 』
■母性/湊かなえ 2015.7.8
湊かなえさんの『母性』を読みました。
ぼくは、愛おしい人を前にして、「美しい家」とは言わないだろう。
美しい家を築きたい
美しい家を、彼女とともに作りたい
作品の中で、たびたび「美しい家」美しい家、と表現されて、そのたびに家庭だろう、家族だろうと違和感を感じました。
登場人物は、ほとんどが女性なのですが、そろいもそろって言葉遣いが汚く乱暴なのです。
心のなかの動きの表現でも口汚く罵ることがたびたびで、まことに聞くに堪えなかった。
愛情、愛情と外枠だけで、中身の潤いにかけた、ぼくには、形骸を図にした淋しい作品と感じました。
結局、ぼくにはこの作品が理解出来なかったと言うことです。
読者は、『母性』をどのように読んだのか..............読書メータ
『 母性/湊かなえ/新潮文庫 』
■窓から逃げた100歳老人/ヨナス・ヨナソン 2015.7.8
ヨナス・ヨナソンの『窓から逃げた100歳老人』は、笑い転げるおとぎ話です。
基調報告。
世の中はこういうもの、これから先もなるようになる。
これで、とりあえず100歳まで、悩みも迷いもなく、何より、怒ることなく生きた。
怒髪天を衝いたのは、生涯に一度あったか。
「復讐はいいことではない」とアランは諫めた。
「復讐は政治みたいなものだ。ひとつのことが必ず別のことを引き起こし、なおさら悪いことに
なって、さらには最悪になる」
この自らの戒めを忘れて。
それにしても、おとぎ話なのに、他人はバッタバッタと亡くなっていく。
牧師はアランではなく神に向かい、助言を求めて祈った。己を助けるためにこのカールソンを遣わしたのは主なのか。それとも悪魔が背後に潜んでいるのか。
しかし神は沈黙をもって答えた。神はときおりそうする。
花も実もある嘘八百が、読者の憂さを晴らしてくれる。..............週刊文春WEB
これから本格的な暑い夏を迎えます、暑気払いに腹の底からおおいにお笑い下さい。
『 窓から逃げた100歳老人/ヨナス・ヨナソン/柳瀬尚紀訳/西村書店 』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/0e/97d8fdf2b63375a43897797d55a1556f.png)
■母性/湊かなえ 2015.7.8
湊かなえさんの『母性』を読みました。
ぼくは、愛おしい人を前にして、「美しい家」とは言わないだろう。
美しい家を築きたい
美しい家を、彼女とともに作りたい
作品の中で、たびたび「美しい家」美しい家、と表現されて、そのたびに家庭だろう、家族だろうと違和感を感じました。
登場人物は、ほとんどが女性なのですが、そろいもそろって言葉遣いが汚く乱暴なのです。
心のなかの動きの表現でも口汚く罵ることがたびたびで、まことに聞くに堪えなかった。
愛情、愛情と外枠だけで、中身の潤いにかけた、ぼくには、形骸を図にした淋しい作品と感じました。
結局、ぼくにはこの作品が理解出来なかったと言うことです。
読者は、『母性』をどのように読んだのか..............読書メータ
『 母性/湊かなえ/新潮文庫 』
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