9月1日
日経平均 3万2710.62円(91.28円高)
TOPIX 2349.75(17.75ポイント高)
長期金利(新発10年国債) 0.625%(-0.020)
1ドル= 145.41 - 145.43(0.49円高)
8月28日 3万2169円 10億9806万株 2兆8936億円
8月29日 3万2226円 11億9509万株 2兆7805億円
8月30日 3万2333円 13億5012万株 3兆3062億円
8月31日 3万2619円 16億6428万株 4兆2191億円
9月1日 3万2710円 13億1819万株 3兆2855億円
■株探ニュース 2023.9.2
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今週の【早わかり株式市況】続伸、パウエル講演通過後の米株高でリスクオンの流れ強まる
■今週の相場ポイント
1.日経平均は2週続伸、5営業日全勝で1000円超高
2.パウエル講演「ややタカ派」も米株市場は上昇
3.インバウンド株軟調、処理水巡る中国反発で
4.米労働指標受け、FRBによる追加利上げ観測後退
5.TOPIXバブル後高値、リスク選好ムード加速
■週間 市場概況
今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比1086円(3.4%)高の3万2710円と、2週連続で上昇した。
今週は米国株市場の堅調を背景にリスク選好地合いが強まり、日経平均は5営業日すべてで上昇した。
前週末の急落で不安感が高まったが、全体相場が素早く立ち直ったことで市場のムードは好転。
上げ幅は1000円を超え、3万2000円台後半まで歩を進めてきた。
週明け28日(月)の東京株式市場は大きく買い優勢でスタート。
前週末の大幅安から一転リスク選好ムードの強い地合いとなった。
注目された前週のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演内容はややタカ派寄りだったものの、同日の米株市場が上昇したことで投資家心理が改善。
日経平均は大幅高に買われた。
一方、原発処理水の海洋放出を巡る中国の反発を背景にインバウンド関連株は軟調だった。
29日(火)は前日に続き買い優勢もやや上値の重い展開に。
前日の欧米株市場が高く、場中のアジア市場も全面高に買われたことで東京市場も上昇。
ただ、日経平均3万2000円台では戻り売り圧力が意識され、引けにかけて上げ幅を縮小した。
30日(水)も上昇。
米株高の流れが続くなか、東京市場も上値指向を維持した。
リスク選好ムードが加速し、31日(木)は日経平均が3万500円台突破。
前日に発表された米労働指標が市場予想を下回る内容となり、労働市場の過熱感が和らいだとの見方から米株市場では追加利上げ観測が後退。
場中に発表された中国製造業PMIの結果もポジティブ視され、全体相場は水準を切り上げた。
月が変わって9月1日(金)も日経平均は買われ、これで今週は55営業日全勝となった。
米雇用統計を控えたポジション調整売りで前日の米株市場が下落するなか、東京市場も朝方こそ安く始まったものの、売り一巡後は下値に買いが入りプラス圏に浮上。
TOPIXはバブル後の高値を更新した。
■来週のポイント
来週は、相場を牽引するバリュー株への買いが続くかに注目だ。
TOPIXがバブル後高値に躍り出た一方、値がさハイテク株に左右されやすい日経平均が出遅れるなど、足もとバリュー株優位の展開は強まっている。
米国や中国など海外市場の動向も引き続き注意深く見ていきたい。
重要イベントとしては、国内では7日の7月景気動向指数、8日に発表される4-6月期GDP・2次速報値、7月毎月勤労統計調査が注目される。
8日はオプションと先物の清算日が重なる「メジャーSQ」だ。
海外では、6日の米8月ISM非製造業景況指数と米7月貿易収支、7日の中国8月貿易収支に注視が必要だろう。
■日々の動き(8月28日~9月1日)
8月28日(月) 大幅反発、米株高を受けリスク選好の買いが優勢
日経平均 32169.99( +545.71) 売買高10億9806万株 売買代金2兆8936億円
8月29日(火) 続伸、欧米株高を受けリスクオンの買い継続
日経平均 32226.97( +56.98) 売買高11億9509万株 売買代金2兆7805億円
8月30日(水) 3日続伸、欧米株高に追随も後場は伸び悩む
日経平均 32333.46( +106.49) 売買高13億5012万株 売買代金3兆3061億円
8月31日(木) 4日続伸、米株高を受けリスク選好の買いが継続
日経平均 32619.34( +285.88) 売買高16億6428万株 売買代金4兆2191億円
9月1日(金) 5日続伸、朝安も下値には買いが入り切り返す
日経平均 32710.62( +91.28) 売買高13億1819万株 売買代金3兆2854億円
■セクター・トレンド
(1)33業種すべてが上昇
(2)上昇率トップは機械。ダイコク電、TOWA、牧野の強さが目立つ
(3)輸出株はフタバなど輸送用機器、長野計器など精密機器、JVCケンウなど電気機器が値上がり上位に
(4)富士石油など石油・石炭、日鉄鉱など鉱業といった資源株も大幅高
(5)内需株はいちごなど不動産、LTSなどサービス、四電工など建設が大きく買われた
(6)金融株も高い。JIAなど証券、ネットプロなどその他金融、筑波銀など銀行が上昇
(7)JALなど空運は小幅高にとどまる
■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
1(4) 人工知能
2(3) 半導体
3(2) インバウンド
4(1) 中国
5(6) インド 政治・経済など多分野で存在感
※カッコは前週の順位
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