ゆめ未来     

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今週の読書! 火花/教団X

2015年03月28日 | もう一冊読んでみた
 今週は、この2冊。

火花/又吉直樹  2015.3.28

怒濤の35万部突破、
『火花』のピース・又吉さん本音トーク…「主役って、ほんまに売れた人なん?」
             ....................【トレンド日本】

火花』を読みました。

下積みの時代の芸人さんの気持ちがよく分かりました。

  いつか自分の本当の出番が来ると誰もが信じてきた。

華やかにTV出演して、売れっ子の芸人さんになれるのは、運の良かったほんの一握りの限られた人だけなのです。

 僕達はきちんと恐怖を感じていた。親が年を重ねることを、恋人が年を重ねることを、全てが間に合わなることを、心底恐れていた。自らの意思で夢を終わらせることを、本気で恐れていた。

『ボクらの時代』で又吉直樹さん、中村文則さん、西加奈子さんの対談が放送されていた。
西さんがやたらハイテンションだったことが印象に残った。

    『 火花/又吉直樹/文藝春秋 』




教教団X/中村文則  2015.3.28

 先週から準備をすすめ、今週は、いよいよ『教団X』を読みました。
性描写が随所に見られましたが、若いころに半村良の初期作品を読んだときも、たくさんの似たような場面があったのを思い出しました。
読後感は、あまり感心しません。
決して、面白くないわけではないのですが。

  教団X感想.....................読書メータ

  「俺のこれまでの人生? そんなものに何の価値がある?」

  「もし人生をやり直せるとして」
  「これまでの自分の人生をなぞってまた今のあなたになることを、あなたは了承する?」


閉ざされた空間の中で、男と女しかいなければ、何が起こるか、当たり前のことを書いただけですよ、ますます過激にはなるが。
中村さんが狙ったのは、性描写に目くらましをされそうですが、ぼくたちの歴史のなかにある負の部分にもっと、もっと目を向けてさせようとした気がします。

  世界を肯う、その日々刻々の選択へ....................橋敏夫

    『 教団X/中村文則/集英社 』

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