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発火点 まずいときにまずい場所にいて、まずいことをしていた

2021年10月12日 | もう一冊読んでみた
発火点/C・J・ボックス    2021.10.12

2021年版 このミステリーがすごい! 海外編 第11位

C・J・ボックス作、『 発火点 』 を読んだ。

雄大な大自然の中で、あさましい人間の企みは、いじましく哀れに見える。
自然の中で、悠然と人生を楽しめむことが、なぜ出来ないのか。
悪党どもは、早々にくたばる。 これも、また、因果応報。

雄大な自然のなかを流れる激流を丸太下り。丸太にしがみいて流されていく三人の男の冒険譚。
想像はふくらみ、面白く読みました。
テロリストの暗殺をするように、一般市民に向けてドローンからミサイルをぶっ放したのには、ぶったまげた。

デビュー作は、2001年に刊行されたジョー・ピケット・シリーズ第一作 『 沈黙の森 』。 以後、最新刊まで二十冊を刊行。

ぼくは、デビュー作を読んでいないので、早速、古本で注文をした。



 「ときどき、この世に存在するいちばん不思議なものはおたがいの関係じゃないかと思うの。閉じられたドアの向こうで起きていることは、想像を絶している」

 “友人は近くに置け、敵はさらに近くに置け”


 「起きて当然の事故だとおれなら言うね、ファーカス。この気の毒な男はまずいときにまずい場所にいて、まずいことをしていた。」

 おれが学んだ教訓の一つは、物語を支配するのがいかに重要かってことだ----話術ってやつだ。

    『 発火点/C・J・ボックス/野口百合子訳/創元推理文庫 』



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