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地元の素材にこだわる蔵元!

2016年05月16日 | ゆめ未来
酒米 蔵から5キロ圏産だけ  朝日新聞 2016.5.16

 秋田県の横手盆地は今年、例年より早く桜の季節を迎えた。
「天の戸(あまのと)」の銘柄で知られる淺舞(あさまい)酒造(横手市)では、毎年冬に行う酒造りを4月15日に終えた。
「今年の冬に使う酒米の苗作りを自分たちで始めています」。
杜氏(とうじ)の森谷康市さん(58)は話す。


酒蔵は一般的に、農協などを通じて酒米を仕入れる。
地元で酒米作りに直接かかわるのは珍しい。


「酒蔵から半径5キロ以内で作られた米だけを使う」。
浅舞酒造は1997年から、こんな酒造りの方針を掲げる。
2011年には、造る酒の全てを地元のコメの純米酒にした。
大事な水も、蔵から50メートルの所にあるわき水を使う。 ..........
最近5年間の売上高は毎年2ケタのペースで伸びている。




    落ち込む生産
    純米酒は奮闘




日本酒の生産量(課税ベース)は長期低落傾向にあり、14年度は56万キロリットル。
ピーク時の約3割に落ち込んだ。
ただ、コメや水などだけで造る純米酒(純米吟醸酒含む)の生産量は、10年度から5年連続で伸びている。
14年度は9.7万キロリットルと、前年より6%伸びた。

値段は高くても、添加用アルコールを使わず、自然の素材で造った酒が支持を集める。
やる気のある酒蔵が、純米酒に力を入れるようになってきた。


    輸出量に伸び
    TPP期待も


日本酒の輸出もアジアや米国向けを中心に伸びて、15年の輸出額は140億円。
5年前から6割強増えた。
環太平洋経済連携協定(TPP)が発効すれば、日本酒の関税は撤廃される。
これも追い風とみて、輸出に本格的に期待する酒蔵も出てきた。........


原料の産地にこだわるワイン造りの考え方をフランス語で「テロワール」と言い、「その土地の特徴」という意味だそうです。
上の記事は、「日本酒もワインのように、もっと原料産地にこだわって造ろう」と取り組んでいる蔵元の紹介でした。
先週、楽しんだ『仙禽のドメーヌ化』も同じ意味だと思います。
この日の朝日新聞の記事では、紹介されなかったのが、なんとも残念です。

  ドメーヌとは
仙禽はすべて原料米に対してドメーヌ化を行いました。
蔵に流れる地下水(仕込み水)と同じ水脈上にある田圃だけ
に限定し、原料米を作付けします。仙禽にとって、その米と水
は最良のマリアージュを約束します。

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