ゆめ未来     

遊びをせんとや生れけむ....
好きなことを、心から楽しもうよ。
しなやかに、のびやかに毎日を過ごそう。

「宇乃 きせつ弁当」 をいただきました

2017年08月11日 | お弁当/岐阜/
割烹 宇乃 岐阜市 2017.8.11

先月に引き続いて 「宇乃 きせつ弁当」 をいただきました。



宇乃さんの夏のお弁当、パート2です。



お品書きです。

         きせつ弁当
 ---------------------------------------------------------------------
    鱒塩暁き           れんこん甘酢生麩
    胡麻豆腐           金時豆甘煮
    椎茸旨煮 高野豆腐    牛肉時雨煮
    蒟蒻炒り煮          出汁巻き豆腐
    牛蒡きんぴら         生姜御飯 万願寺唐辛子
    インカのめざめ旨煮     白飯(あきたこまち)
    金太郎鰯香梅煮       ちりめん山椒、ゆかり
    豚角煮             赤カブ漬け
    南瓜豆腐           自家製抹茶ケーキ
    丸十・人参
 ---------------------------------------------------------------------


           『 割烹 宇乃  』

    住所 岐阜市住吉町5-4フォーラム83 1F
    TEL ( 058 ) 264 - 4588

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「ひじきごはん」 お取り寄せしました

2017年08月10日 | ゆめ未来
北前船のカワモト ひじきごはん 敦賀市 2017.8.10

我が家では、定期的に若狭の 「福梅」 さんから 「こんぶ梅福梅ぼし」 を取り寄せています。
福井県産紅映梅(べにさしうめ)使用、塩分8%です。

今回、初めて 「梅の実ごろごろ ひじきごはん」 を、一緒に取り寄せてみました。
「ふりかけ」です。主原料は、梅とひじきです。



家では、時々ひじきの煮物を食べさせられるのですが、ぼくは嫌いではないけど、特に食べたいとも思いません。
それで、ひじきかあ~と思い、さして期待もしていませんでした。
ところが、白いご飯にかけていただくと、これが何と、びっくり。
「美味しい~」 たっぷりかけて。 うちのKさんに 「食べ過ぎです。 血圧上がるよ!」
お弁当に振りかけたり、おにぎりにしたりと美味しく利用できそうです。



       『  北前船のカワモト  』

       住所 福井県敦賀市鳩原21-1-9
       TEL  ( 0120 ) 22 - 4761

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「和らん」 斬新な和食を再び

2017年08月09日 | 食は文化だ
和らん 岐阜市 2017.8.9

ミレイパーキングの道路を挟んでたたずむ、創作和食の 『和らん』 さん。
先月に引き続いて、今月もうちのKさんとランチに行ってきました。



少し暗い印象を受けるのですが、窓からの自然光がやわらかく、席に着くと気持ちが至って落ち着きます。

  ランチは、一種類のみ


先月から、一ヶ月近いタイミングでの訪問です。
料理の内容が気になります。

  湯葉と帆立のマスカルポーネわさび添え


  車海老のミニアメリカンドッグ


黒い色をしているのは、竹炭が衣に練り込んであるからと先月お聞きしました。
今月は、海老が少し小さめのようです。

  コリンキーと豆乳のクリームホイップのカラスミがけ


黄色いのがコリンキー。南瓜の一種。
生です。コリコリとして食感もよく、淡白な味のなかに、変化球もあります。
意外と美味しかったです。

  ホワイトコーンの真丈


しっかりした出汁が大変美味です。

  クエの刺身


  鮎のコロッケ


先ず、コロッケの上にのっている鮎のお頭をパクり。
パリパリとして旨い。
コロッケは、おお! 絶品。
長良川の鮎。
表面のつぶつぶは、お米の粗粉。

  鰆のひじきソースがけ


当たり前のようですが、ソースは、ひじきの味がぎっしり濃厚です。
ご飯、お味噌汁、香の物と一緒にいただきました。

  杏の羊羹マスカルポーネ添え


ぱらぱらしているのはカシューナッツ。
マスカルポーネは、チーズの一種。

岐阜では、他に見られないユニークな和食と再確認しました。
料理は、変わりばえしないのではないかとの思いは、杞憂。
前回、女将さんは「旬の食材」を大切にしますと言われた。
構成は同じですが、一品一品の中味は、がらりと様変わり。これは見事。
料理は、それぞれに美味しく、ぼくとKさんは大満足。
女将さんは、産地をひとつひとつ○○、○○農園さんと説明されます。
材料を充分に吟味されているのでしょう。
ごちそうさまでした。

          『  和らん  』

        住所 岐阜市徹明通3-1-7
        TEL  ( 058 ) 214 - 2739

        初訪問………2017.7.5

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「黒いトランク」 本格ものの古典を一冊

2017年08月08日 | もう一冊読んでみた
黒いトランク/鮎川哲也  2017.8.8

ミステリ国の人々』(有栖川有栖)紹介の古典、その2は、本格ものより 鮎川哲也作 『黒いトランク』 です。

  親しき友よ、健在なれ。

ミステリ国の人々』(有栖川有栖)の紹介文。

 『黒いトランク』は精密にできているから、ぼーっと読み流すと筋が判らなくなる小説で、ある程度の集中を要求されるが、そんなことは映画やドラマでもよくあるし、登場人物がいっぱい出てくる小説よりはずっと読みやすい。
 青春の傷みを感じながら執念の捜査を見せる鬼貫は、物静かで粘り強く、ストイックな中年刑事だ。戦前、満洲の国際都巾ハルビンの警察に奉職していた時の上司はロシア人で、彼はロシア語ができる。クラシック音楽とココアを愛し、くたびれたリアリズムの刑事とは無縁。
 スマートな伊達男に描かれているのに、私はこんなカッコいい警部を他に知らない。世界のどこへ持って行っても通用する<名探偵>だ。
 何故こんなカッコいいのかと言えば、取りも直さず解明するトリックの出来映えが素晴らしいからだ。彼が相対するのは偽装アリバイなので、事件はいつも計画殺人である。ここが大きなポイントだ。


ぼくは、本格ものの古典の一冊として、この「黒いトランク」を選びました。

 大体が若松市は石炭債出しの人足と仲仕の多いところだから、これまであった犯罪の大部分は彼等のきったはったの刃傷沙汰で、その動機にしても、女に閔する怨恨が酒のちからで爆発するという単純なものだけに、ある意味では底のあさい陽性な事件が犯罪統計のほとんどを占めていた。したがって、相手の屍体をトランク詰めにして送りだしたこの事件は、他の都会では決して珍しくないありふれた出来事かもしれないが、若松署にとっては、外科専門の医者のもとに精神病者がつれこまれたようなものであり、署長もおどろくことこそしなかったけれど、些かとまどいを感じたのは事実である。

 流れのふちの小道にあらわれては、またすぐに横路にかくれてしまうこの町の住人も、燃えつきようとする残り火がいぶるに似て、ただ息をひそめて生きているように思える。白秋がこの廃市を、『水郷柳河はさながら水に浮いた灰色の柩である』といったのも、今にしてよく理解できた気持だった。梅田はそっと首すじをのばして、鍵の手にまがった旅舎のやねを見上げた。『その屋根に薊の咲きほうけた古い旅籠屋などに、ほんの商用向の旅人ぐらいが殆ど泊ったけはいも見せないで立って了う』という一節をおもいおこしたからである。だが、今の季節に薊の生えているはずもなく、やねの横の電線にかかった奴凧が、肩をいからせて力んでいるきりだった。

 予はめかけという商売も好かぬが、このカツという名も嫌いだ。力行と夕行のかたい発音が、男まさりの勝気な女を思わせる。果して予感あやまたず、多少じめじめした場所なるもその構えは妾宅に相違なく、出てきた女もめかけであるに違いない。しかしこの眼がつり上ったきんきん声のヒステリ面に旦那氏は如何なるよさを発見しているのだろうか。タデ喰う虫も好き好きとはいえ、ダンナの気持は解らない。否、彼が雇傭契約を締結したのは決して享楽のためではなく、精神修養を目的としたものであるかもしれぬ。心頭を滅却すれば、希代の醜女も亦絶世の佳人と化する可能性はある。心頭を滅却する修練をつむには、ヒステリ面をながめて弁天と錯覚するよう努めればよろしかろう。ともあれ人を知らずして人を批判すべきではない。

この「黒いトランク」の舞台となった時代は、戦後まもない昭和20年代後半です。
その雰囲気を感じさせる部分を、少々長い引用になりましたが載せました。
この物語が漂わせているユーモアも感じ取って下さい。

省線、所構わず煙草を吹かす、夜行電車など昭和のなっかしさが随所にみられます。

  夜行電車 準急長崎行き 2025(列車番号)
============================================
     東京発  23:50
     広島   23:09
     岩国   0:31
     徳山   2:24
     小郡   3:33
     下関   6:10
     門司   6:20
     長崎着 14:08
============================================
こんな味な時代もあったのですねえ。

   『 黒いトランク/鮎川哲也/創元推理文庫 』

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「おもちゃ絵芳藤」 生きることのきびしさと淋しさ

2017年08月07日 | もう一冊読んでみた
おもちゃ絵芳藤/谷津矢車  2017.8.7

絵師 歌川国芳とその門下生たちの生き様と彼らの生き方に影響を与えた明治という時代の物語です。

  おもちゃ絵芳藤/谷津矢車著  [評者] 末國善己

 「嫌みだなあ、芳藤さんは昔っからそうだ」

 「なんでそんな神妙な顔をしているのよ?」
 「何よ、またいつもの芳藤さんの癖が出てきたわねえ。いつもぐちぐちぐちぐち」


この物語の登場人物評

 歌川国芳
 歌川国芳、というのが、目の前で眠る仏の今世での名前だ。何十年にもわたって江戸で筆を振るっていた大絵師で、特に武者絵をよくしていた。数年前に中風を患ってからも絵筆を手放すことなく、『あたしァ絵筆を握ったまんま死にてェ』と言っていたが、その願いは叶ったということでいいのだろうか。

 芳藤
 国芳一門でも一、二を争うほどの筆遣いであるはずだ。けれど、丁寧になればなるほど、他の絵師たちの腕の中で咲き誇る華が、自分の手元からするすると抜け落ちていくような気がしてならなかった。

 絵を一目見るなり、芳艶は、はっ、と笑った。
 「華がないなあ、お前の絵は」
 腹は立たなかった。芳艶の言葉がこちらを馬鹿にしている風には聞こえなかったからだろう。
 「だが、丁寧な仕事だ」
 芳艶は芳藤の絵を手に取って、日に透かすように見遣った。強い光にそうするように黄色い目を眇め、舐めるように見入っている。
 「忘我の域に至れば、お前の絵にも華が出るのになあ」


 芳年
 まんざらでもなさそうに後ろ頭を掻くこの男は月岡芳年だ。ニ十三と若いものの、確かな筆力と大胆な色遣いで絵師の間でも噂に上り始めている。まだ玄人筋で騒がれている程度の名だが、そのうち当たり作に恵まれることだろう。芳藤とは兄弟弟子の関係になる。独り立ちをしてしばらく経つから兄弟弟子も何もあったものではないのに、未だに『にいさん』と呼んでくれるのがくすぐったい。

 幾次郎
 傲岸不遜が服を着て歩いているようなこの男は落合幾次郎という。芳年とほぼ同じ頃の入門だったと記憶しているが、芳年への態度を見れば、あるいは幾次郎のほうが少しばかり兄弟子なのかもしれない。こちらも絵師だ。「落合芳幾」という名前で絵を描いて、それなりに売れていると聞く。画名で呼ぶ気にならないのは、幾次郎に漂う絵師らしからぬ商売っ気のためだろうか。
芳年が鼬だとするなら、こいつは狐だ。


 芳艶
 芳艶は芳藤の兄弟子の中でも出世頭だった。塾生の頃から才能を国芳に愛されていたのみならず、一本立ちしてからは”武者絵の国芳”とまで謳われていた師匠の株を奪うほどの優れた武者絵をいくつも描いている。このままいけば武者絵のみならず、国芳のもう一つの得意である妖怪画でも喰ってしまうのではないか、と絵師たちは噂し合ったものだ。

 だが、そうはならなかった。
 ある時から、芳艶は絵をあまり描かなくなった。やくざ者とつるむようになり、毎夜のように賭場に連れ込まれるうちに博打の昧を覚えた。やくざの道から抜け出せなくなってしまってからは、どこぞの親分の客分になっているとのことだった。
 それからは落ちるところまで落ちて、今や侠客そのものだと風の噂に聞いていた。


 河鍋狂斎
 この男は河鍋狂斎という。れっきとした絵師だ。
 元は国芳塾で学んでいたらしい。入門してすぐしゃれこうべを拾ってきて写生するという事件を起こして国芳塾を追われ、狩野派絵師に入門し直したという変わり種だ。とはいっても他の狩野派絵師のように寺社の障壁画の直しに当たることは稀で、今は無頼の絵描きを気取っている。
 あれァ、面白れェんだよ。
 狂斎のことを国芳師匠はそう評していた。


江戸から明治に大きく変わる時代に、彼ら絵師は悩みながら生きていた。

 「そりゃそうなんだが……。ああいう絵は邪道だよ。絵の華は役者絵に美人画に風景画、それに相撲絵だろうに」
 「そいつァあんたが言っちゃいけないでしょう」
 客の好みにケチをつけるんじゃねえ。これは国芳師匠の教えだ。もしてめえがてめえの筆を信じているなら貧乏してでも描き続ければいいだけのこと、逆に売りたいなら客の顔色を見て売れるものを描け。客にケチをつける奴に限って、売れたいくせして何の努力もしようともしねえ糞野郎って相場が決まってる。それが国芳師匠の弁だった。


明治初期は、絵師達にはどんな時代だったのか。

 人間、いつでもどこでも聖人君子でいられるものではない。誰も見ていないところで悪口を言い募りたいこともあろうし、心の奥底に貯まったままになっている毒を吐き出したくもなる。しかし、それすらも許されないというのはいささか杓子定規だし潔癖に過ぎるというものだ。
 「しょうがねえ。そういう世の中になっちまったんだからな」
 「そういうことだね」
 息苦しいったらないね。ぽやこうとして止めた。これさえ、もしかしたらもう許されないことなのかもしれない。


この激動の荒波を彼ら絵師達はいかに生きぬいたか。

 嘘でもいい。幻でもいい。自分の見ている景色に納得ができるなら、人はいつからでも歩みを始めることができる。
もしその景色に納得がいかなくとも、自分白身の心の内のありように納得できるなら、どんなに苛烈な日月の許であっても走り続けることができる。


身につまされるところも多多ありました。
門下生達の人生の浮き沈み、篤とお楽しみあれ。

   『 おもちゃ絵芳藤/谷津矢車/文藝春秋 』

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夏枯れ相場の商状となるか?

2017年08月06日 | 捕らぬ狸の経済



 8月4日
 日経平均 1万9952.33円(-76.93円)
 TOPIX 1631.45(-2.37)
 出来高 15億1500万株
 長期金利(新発10年国債) 0.065%(-0.005)
 1ドル=110.08円(0.55円高)


 7月31日  1万9925円  23億3455万株 2兆9067億円
 8月1日  1万9985円  19億4453万株 2兆6035億円

 8月2日  2万0080円  17億1845万株 2兆4510億円
 8月3日  2万0029円  16億8063万株 2兆2439億円
 8月4日  1万9952円  15億1500万株 2兆1553億円

朝日新聞 2017.8.5
■来週の市場は/相次ぐ決算発表に注目


来週の東京株式市場は、ピークを迎える上場企業の2017年4~6月期決算発表により、日経平均株価が2万円を回復するかが焦点。

大成建設やSUMCO、電通、JXTGホールディングス、ゆうちょ銀行などが決算発表を予定。


日経平均株価は2万円を挟んだもみ合いが長期化している。
2日 円安を追い風に続伸。日経平均株価は2万円を回復。
4日 2万円の大台を割り込む。
今週、日経平均株価は、引き続き2万円を挟んだ狭いレンジでの値動きを続け、夏枯れ相場の商状となるだろう。

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     朝日新聞 2017.8.4
     SNSで交流 AI、口滑らす?

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 共産党批判でサービス停止

 中国IT大手騰訊(テンセント)のソーシャルサービス「QQ」上で利用者と交流する人工知能(AI)キャラクター「ベビーQ」が、ユーザーからの質問に共産党批判で答えたことから中国国内で話題となり、同社は急きょサービスを停止した。

香港紙「明報」が2日、伝えた。

ベビーQは、同社が開発したAIキャラクター。
「チャットボット」と呼ぱれ、利用者と対話を繰り返して学習し、軽妙な会話ができる。
同紙によると、ユーザーが「共産党万歳」と書き込むと、ベビーQは「こんなに腐敗して無能な政治のために万歳できるのか」と返答。
習近平国家主席が掲げる政治スローガン「中国の夢」について「あなたの中国の夢は何?」と尋ねると、「私の『中国の夢』は米国への移民」と答えた。

7月末、「AIが蜂起した」「チャットボットが国を転覆しようとしている」などとネット上で大きな話題になり、同社はサービスを停止したという。

同様のサービスを提供していたマイクロソフト系のAI「QQ小冰(シアオピン)」も3日現在、使えなくなっている。  (北京=福田直之)



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「雪の茅舎 秘伝山廃」 を久しぶりに楽しんだ

2017年08月05日 | さらに酔うもう一杯の日本酒に
雪の茅舎 秋田 2017.8.5

雪の茅舎』 のラベルは凝っている。
文字の中に虹色の雪が降る。

      雪の茅舎 雪秘伝山廃


    純米吟醸/秘伝山廃/[夏]生酒
    アルコール分/16度
    原材料名/米(国産)・米麹(国産米)
    原料米/国内産 酒造好適米 100%使用
    精米歩合/55%
    使用酵母/自社酵母
    齋彌酒造店(秋田県由利本庄市)



馥郁たる香りと旨さ。
さらりとした喉越し。
文句なく美味しい日本酒でした。





 ■ 少々、ショッキングな話題をひとつ
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     MAG2NEWS 2017.8.1
     「酒は少量でも脳に影響」
     英オックスフォード大による研究の衝撃

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  脳を萎縮させない飲み方

脳を萎縮させたくない場合、1週間に飲酒を、1日1ユニット未満または1週間に6ユニットまでに制限した方が良いことになります。
1週間に、350mlのビールなら3缶まで、グラスワインなら2杯まで、ウイスキーなら150mlまで、焼酎なら240mlまで、日本酒なら400mlまで、となります。

臨床的にも、アルコール依存症は認知症の強い危険因子です。
若年性認知症の10%はアルコール関連脳障害が原因と言われています。
また、施設に入所中の認知症患者さんの20%もアルコール関連脳障害を持っているものと推定されています。


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「キャトルセゾン MoRi」 さんのお弁当 Ver3!

2017年08月04日 | お弁当/岐阜/
 ■ キャトルセゾン MoRi 岐阜 2017.8.4

今年、3回目になる 『鉄板フレンチ キャトルセゾン MoRi』 さんのお弁当です。







  季節の移り変わりは、早く、
  あやめから、朝顔に変わりました。
  美味しいお弁当でした。

  『 キャトルセゾンMORI (モリ)  』
   住所 岐阜市宇佐南4-5-5
   TEL ( 058 ) 268 - 2525

   鉄板フレンチ キャトルセゾン MoRi




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「種なしピオーネ」 をいただきました

2017年08月03日 | ゆめ未来
種なしピオーネ/大熊果実店 岐阜市 2017.8.3

 「種なしピオーネ」 をいただきました。




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「薫大将と匂の宮」 異色ミステリを早速!

2017年08月02日 | もう一冊読んでみた
薫大将と匂の宮/岡田鯱彦  2017.8.2

ミステリ国の人々』(有栖川有栖)紹介の名作から、先ずは、この一冊を読んでみた。

  『薫大将と匂の宮』 岡田鯱彦著

「ミステリ国の人々」の紹介文。

 持ち帰って読んでみたら、びっくり。なんと紫式部が書いた『源氏物語』の後日談ではないか。しかも、未完に終わった宇治十帖の続きではなく、式部がどうして『源氏』を完成させられなかったのかの事情が綴られている。作中人物のモデルになった貴人らが血腥い事件に巻き込まれたために書けなくなってしまったのだという。......
 人物関係をつぶさに説明したら長くなるから、かいつまんで書く。薫大将と匂の宮の間には、浮舟と中君という二人の女性を巡る確執があった。


ぼくは、予てより浮舟をめぐる薫大将と匂の宮の話が好きです。これは是非、読んでみたい。それで、この異色のミステリを早速読むことにしました。

 薫の君は中宮のところへ祈祷にきた横川の僧都の話から浮舟の生きていたことを知って、あらためて僧都にあいに行く。しかるに、この時すでに浮舟は中将に迫られるのを苦痛に感じ、またわが身のつたない運命をはかなんで髪を切って出家してしまっている。

紫式部は、不吉な予感におののいた

 その後のうわさによると、またまた匂の宮が近づいて行くらしいのである。宮もいよいよ決心して浮舟のために、京に邸をこしらえつつある。薫もかねてからの計画どおり、早く京の邸へ迎えようと急いでいる。ふたたびくりかえす二人の愚かしい恋のせり合い! 心のよるべなき浮舟という女は、ふたたび薫と匂とをまき込んで、宇治の流れのように荒ら荒らしい愛欲の渦巻に二人を誘いこもうとするのであろうか……
 私は不吉な予感を感じた。不祥な事件がこの三人の未来に待っているように思われた。


ここまでの幾分、長い引用によって、浮き舟をめぐる「薫大将と匂の宮」の雰囲気をつかんでいただけたでしょうか。さらに話を進めると。

清少納言というお人は……

 いったい、清少納言は私から見れば大先輩で、十歳も年上だし、宮中へ上がったのもそのくらい私より先んじている。私がまだ藤原宣孝の妻であったころ、彼女はもう宮中であの天才的な才知をひらめかして、公卿殿上人をあっといわせて得意になっていたのである。彼女はすぐれた同性として私の一つのあこがれの的であったと同時に、実はそのころから私にはうわさに聞いただけで虫の好かぬ対象であった。いわば、彼女はそのころからすでに私の好敵手であったのである。もっともそのころは、私は何人の目にもとまらぬ名もなき女で、彼女は当代の女流を代表する第一人者であったのだから、好敵手といっても、それは私の心の中でだけの話だったけれど……
 私が二十五歳で寡婦になり、つれづれをまぎらすために宮中にはいって中宮にお仕え申すようになったころ、彼女の有名な『枕の草子』が出はじめて、清少納言の名はいやが上にも内裏の内外に鳴り響いていた。私は『枕の草子』にあらわれる鋭敏な感覚と、簡潔無比、なんとも言えないきびきびした文章とには、まったく頭のさがる思いがしたが、彼女がその頓才! をひけらかして男たちを手玉に取りながら、実は、男たちのいい嬲り者になっているのに気のつかない愚劣さをあざ笑わずにはいられなかった。


では、当の清少納言は、紫式部をどのように見ていたのか。

 私はびっくりした。彼女は私の『日記』を示して苦々しげにこういうのだそうだ。
 「これが女の困ったところですよ。私の『枕の草子』を見て下さい。ずいぶん男の悪口は書いてるけれど、同性の悪口は一ト言も書いちゃいません。女が女同志で悪く言うなんて、見っともないじやありませんか。すくなくとも宮仕えするほどの者の、なすべきことじやありますまい。私は紫式部の悪口なぞ一個所も書いておりませんよ。もっとも書くほど、私はあの人のことなぞ問題にしては、いないのだけれど……」


 どうか目をあいて、現実を直視して下さい。現実は、あなたのあの古めかしい物語のように甘くはないのですよ。私はあなたが現実のきびしさにたえかねて宇治の物語の筆を絶ったことを、いかにもあなたらしいと思い、なるほどと感じました。あなたはきびしい現実にたえ、それにうち克って行く才知・胆力・勇気は、お持ちにならないからです。現実にうち克って行く能力は、一朝一タに得られる生やさしいものではないのです。あなたは賢明にもあなたの物語を中絶なさったように、このきびしい現実の事件にも、つまらぬ口出しはやめて手をひくのが、いっそう賢明な態度と申すものでしょうよ。

紫式部の反論は。

 このうわさをある一部にだけは伝われかしと、私の心の中で望んでいなかったかと言い切れないところがある。それは言うまでもなく、あの清少納言だったのだ。この騒がしい評判は、彼女の聞き耳たてた早耳に達せぬはずはなかろう。私は彼女の先日の警告めいた挑戦状に、まだ返事もやらずにいたが、このうわさが彼女へのよい返事となるであろう。あのさかしらぶった才女が、あいた口がふさがらず、くやしがっているであろう姿が目に見えるようで、バカバカしい話だが、私は正直のところ、心の中では、おもしろくてしかたがなかったのである。

あなたは、紫式部が好きですか、それとも清少納言ですか。
二人のうち、どちらかを選べと言われれば、ぼくは、清少納言です。

しかし、この物語で描かれた清少納言の晩年の姿は、.........

「薫大将と匂の宮」は、1993年6月に出版された作品です。

   『 薫大将と匂の宮/岡田鯱彦/国書刊行会 』

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