W杯の裏で・・

W杯が開幕し、盛り上がっている反面、次々と暗澹で痛ましい事件が続いていますね。

神奈川で自宅アパートの一室に閉じ込められ、父親によって餓死させられた男児。

福岡・筑後で、リサイクルショップの店主夫婦から日常的に暴行・恐喝を受け、その挙句に殺害され、遺体の骨を砕かれた22歳の従業員。

息子の家庭内暴力に悩み、我が子を殺害した父親。

そして・・生後半年の我が子を餓死させた母親と、その交際相手。

福岡の事件はまさに鬼畜そのものです。

前途ある若者が鬼畜のような輩に殺害され、遺体を解体されるなんて、想像するにもおぞましいことです。


最近、親殺し・子殺しが当たり前になっていくように感じられます。

大阪の幼子二人が母親によって冷房がきかない部屋に閉じ込められ、餓死させられた事件の後に、神奈川の事件が起こり、我が子を守るべき親が餓死という残酷な形で我が子の命を奪うなんて信じられません。

「パパ、ママ、ごはん」しか喋れず、閉ざされた部屋の中で父親を求めていた男児の姿を想像すると、胸が痛みます。

昨夜家族と観ていた特別番組で、親子の熊の前にオスの熊が通りかかり、子熊を守る為に母熊がそのオスの熊と戦う映像がテレビに流れていました。

動物は我が子を懸命に守るというのに、人間の親は己の身勝手で子を殺すのでしょうか。


「子は親を選べない」というのは、可哀想です。