久しぶりに近所のイオンシネマに行き、「リトルプリンス」を観た。
「スターウォーズ」や「妖怪ウォッチ」が公開されて二週間が過ぎ、上映スケジュールが午前の部しかなかったので、上映しているスクリーンには席が少なく、入って来るのは親子連れだけだった。
子供向けかと思いきや、大人向けだったこの映画。
「大切なものは目に見えない」というテーマ通り、本当に大切なものは目に見えない。
そして、いつか必ず大切な人との別れの時が来る。
勉強漬けの日々を送る少女の心が、星の王子様と会った老飛行士との交流で子供らしい心を取り戻していく。
少女の母親は、彼女の為に働き詰めの日を送り、彼女の為に最高の計画を設計している。
しかしそれは、少女が本当に望んでいた物ではなかった。
「貴方の為を思って」と、親はそう言って子に期待する。
だが、それは本当に子の為を思って言っているのだろうか?
この映画を通して、親子とは何かを考えさせられた。