フロント部分の整備、修理ですが、、、
リムの交換、ブレーキの整備、ハブベアリング交換、フォークオイルの点検、、、と、進んできましたが、、、
フロント部分の最後の整備、修理で、、、大変重要な部分の、、、
フロントステムベアリングの交換をいたします。
入庫時に発見されたフロントホイールのリムに亀裂が入っていたのは、、、
目視の点検で発見されましたが、、、
ステムベアリングはハンドルを右左に動かした時に、、、動きに違和感が感じられたので、、、要整備項目になりました。
今日の記事のステムベアリングとは、、、
車体前部に取り付けてある舵取り部分の接点になります。
舵取り部分、、、は、フロントフォーク一式の事で、、、
フロントフォーク一式はステムベアリングを介してフレームに取り付けてあります。
この ステムベアリング ですが、事故などで大きな衝撃が加わると破損しますが、通常の使用でも徐々に損傷が進んだり、保管状態や整備状態が悪くてもベアリングが使用不能になってしまう事もあります。
ステムベアリングの動きが悪くなると、、、真っ直ぐ走る事さえ出来なくなりますから、、、バイクが走る為の非常に重要な部分がステムベアリングです。
で、バイクのハンドルを左右に切った時の違和感、、、スムーズに動いてくれず、、、引っ掛かりがありました。
引っ掛かり、、、というか、、、動かない、と言った方が正しい表現で、、、調整の範囲を超えていましたので、交換をいたします。
分解をしていきます。
フロントフォーク、ハンドル部分など邪魔な部分すべてを外して、、、
この状態にすると、、、
ステアリングステム、、、が外せます。
ベアリングは、、、上下で2個使われていて、、、
そのベアリングの状態は、、、
グリスの劣化が進み、、、サビが発生、、、最悪の状態が、、、
このタイプのベアリングは ボールとレースで出来ていて、、、上下のレースでボールを挟む構造です。
レースを外して、、、劣化したグリスをキレイに落として、、、観察すると、、、
ボールが動く部分が、、、ガリガリに、、、
なんでここまで損傷が酷くなったのかは、、、
グリスの劣化が一番の原因かな。。。
それと、、、
現代の大型車にしては、、、このタイプのステムベアリングは、、、役不足なのかもしれません。。。
ですので、、、
今回交換する為に用意したベアリングは、、、
つづきます。
グリスの劣化、、、と言ってしまいましたが、、、
劣化はもちろんありますが、、、
もう一つの原因、水の侵入 もあります。
水は、、、悪さをいたします。
サビの発生原因に。
サビが出ると、、、金属表面が凸凹に、、、
そのまま使用していると、削ってしまうんです。。。
という最悪の状態までこのバイクは来ていました。。。
本日、水曜日は定休日になります。