5月14~16日に,千葉県幕張メッセ国際会議場で開催されました第58回春季日本歯周病学会学術大会に院長と2人で参加し、わたくしは、発表してきました。
発表は,「Effects of full-mouth debridement with azithromycin administrated systemically after conventional partial-mouth debridement: Case series study」という題目で,ポスター発表を行いました。この発表は、われわれが3年程前から導入・実践している‘薬剤併用歯周治療(i-FM-SRP)’の臨床成績を客観的に分析し、まとめたものです。本治療法は、世界中で行われており、日本歯周病学会も推奨する治療法の1つとされています。また、当院でも良好な治療成績を示しており、今後、より発展が予想されると考えられます。この発表には、鶴見大学歯学部歯周病学教室の五味一博教授に共同研究者として加わっていただきました。
(写真:五味教授と)
これからの歯科医療は国際的に通用する必要があるという強い思いと、院長の後押しもあって国際セッション(英語でのプレゼンテーション)での発表に挑戦しました。実は、わたくし、英語の読み書きはある程度できるものの、会話はほとんどできません。英語が堪能な院長が同行するということもあって、発表が決まった時から大船に乗った気分でいましたが、急遽、院長に重要な研修会の予定が入り、当日は1人での参加になってしまいました。しかしながら、本番は何とか無事に終了し、多くの先生方に興味を持っていただき、助言や質問もいくつかいただくことができました。
2日目は、院長も合流し、Tord Berglundh教授のインプラント周囲炎に関する特別講演(通訳なしでの講演)やその他多くの講演を聴き、有意義な時間を過ごすことができました。
今回の学会参加を通して、英語力の必要性を痛感してきました。今後は、歯科の知識のみならず、英会話なども積極的に学び、国際的に通用する歯科医師を目指したいと思います。また、今回発表した‘薬剤併用歯周治療’のデータもさらに充実させ、客観的な評価を継続していきたいと考えております。
歯周病でお悩みの方は、ぜひ御来院ください。
(医)くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント・歯周病センター(佐賀県鳥栖市)
副院長 山口 竜亮 TEL:0942-81-5410