くらのうえ市丸歯科ブログ

お口の健康を守りたい

第8回「幸せな食を支援するネットワーク」に参加しました

2019年02月27日 | Weblog

 

2/23(土)の鳥栖市民文化会館で行われた、第8回「幸せな食を支援するネットワーク」に参加しました。

 

 

講師は、グループホーム「かがやきの里」とどろき にて介護職として口腔ケアに力を入れて働いておられる、永松純子さんをお招きし、利用者さんへの具体的な取り組みについてお話くださいました。

 

みなさんは、誤嚥性肺炎という病気をご存じですか?

誤嚥性肺炎とは、食べ物や唾液などが誤って気道内に入ってしまうことから発症する肺炎のことをさします。

誤嚥性肺炎の発症には、飲み込みに関係する機能が低下していることが背景にあります。

そういった誤嚥性肺炎を予防するために、グループホームとして、

①口腔ケアを毎日5回行う

②昼食前にラジオ体操口腔体操、夕食前に口腔体操を行う

③口腔内のマッサージを行う

④1日に1時間程度座位の時間を作り、自ら歯みがきをしてもらう

これらの具体的な取り組みを徹底して行っているそうです。

その結果、誤嚥性肺炎を繰り返し、経管栄養といってチューブやカテーテルを使って食事を摂取していた利用者さんが、誕生日に大好物のラーメンをおいしく食べることができる様子を動画にて拝見させていただきました。

経管栄養であっても口腔ケアをしっかり行い、誤嚥状態を把握していけば、食べる楽しみを持てる希望があるという事を実感しました。

 

また、グループホームのスタッフのみなさんが、利用者さんのために明るく生き生きと働かれている姿がとても印象的でした。

「日々のコツコツとした積み重ねが、いつか必ずいい結果として表れる」と永松さんはおっしゃっていました。

それは、私たち歯科医院でも同じことが言えると思います。

患者様の口腔健康を維持増進し、一生おいしく食べることができるように、日々働きたいと改めて感じました。

 

現在当院でも訪問歯科診療を実施しております。

当院の患者様が通院することが困難になった場合や訪問歯科診療を希望されている患者様のために、迅速に対応できるよう、システムをより向上させていかなければならないと思っています。

 

「幸せな食を支援するネットワーク」では、歯科関係者だけではなく、看護士や介護士など「食」に関わる多職種が参加し、各職種の視点から意見を出し合うため、毎回新しく学べることがたくさんあります。

セミナーで学んだことを、くらのうえ市丸歯科の日々の診療で生かしていけたらという思いでスタッフ一同頑張っています!

 

お口のことで少しでもお困りのことがありましたら、ぜひ当院へご連絡ください。

 

(医)くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病センター(佐賀県 鳥栖市)

TEL : 0942-81-5410    

 

 

この記事についてブログを書く
« モニタリングと笑気吸入鎮静... | トップ | 日本歯周病学会 第1回佐賀地... »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事