11月3日「AFD臨床カリオロジーコース」に
当院の院長(市丸)、副院長(西)、歯科医の江頭で参加致しました。
講師はイエテボリ大学カリオロジー科の
Dowen Birkhed[ドーペンビルクヘッド教授]と
Peter Lingstrom[ペーターリングストレム教授]です。
内容は
・カリエスの発現と進行
・カリエスリスクとアセスメント
・個人ごとの治療方法と対応プログラム
・カリエスの再発予防を考慮した保存修復治療
・歯根面カリエスの診断と病態及び再発予防可能な治療
・スウェーデンにおける新しい取り組みと今後の課題
カリオロジーとは虫歯の予防や治療を総合的にとらえる新しい学問分野です。
個人ごと、歯ごとにリスクを考え、フッ素を積極的に使うという考え方が中心です。
日本では、虫歯になってから、削って詰めることがまだまだ主流で、虫歯を確り予防する考え方は、まだまだ不十分です。
当院では、2000年開院当初から、このカリオロジーの考え方に基づいた診療を積極的に行っています。そのため、当院の患者さまは、虫歯で悩むことは非常に少なくなっています。
4,5年前にも、Dowen Birkhed[ドーペンビルクヘッド教授]と
Peter Lingstrom[ペーターリングストレム教授]の講演をスタッフ全員で受講しました。今回は、情報のチェックのために3人が受講しました。
やはり、個人個人のリスク診断を行い、フッ素を積極的に使うことが大切なことを再確認しました。
また、新しい話題として、歯牙酸蝕症と口臭がありました。
虫歯と歯牙酸蝕症との違いは、
虫歯は歯についているばい菌が酸を出し、歯を溶かしますが
歯牙酸蝕症は直接、酸が歯に影響します。
ではどんな人が歯牙酸蝕症になりやすいのでしょうか。
・スポーツ選手
・不安症、過食症、拒食症
・薬物中毒、薬物の副作用
・果実好き、ベジタリアン
・妊娠中(つわり)
・逆流性食道炎
との事でした。
歯牙酸蝕症かどうかは、歯の状態を模型で比較していく、
或いは写真で比較していく事で経過を見る事ができます。
当院では初めて御来院いただいた時より、お口の状態を知る為、
治療の計画を立てる為にもお口の中の写真を撮らせて頂いております。
その後、治療の段階において比較の為に写真を撮らせて頂いておりますが、
虫歯や歯周病に加えて、今後は歯牙酸蝕症の診断にも役に立てるのではないかと思っております。
口臭治療は新しい分野です。当院でも、より積極的に、取り組む必要がある分野のようです。
口臭は、主に口の中のバイキンが原因です。これを退治することで口臭はほとんどなくなります。お悩みの方はご相談ください。
くらのうえ市丸歯科
歯科衛生士 小川希和子
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