サッカー日本代表前監督オシムさんのノンフィクションです。5つの民族、4つの言葉、3つの宗教、2つの文字が1つの国家に押し込まれているユーゴスラビアの最後の代表監督でした。最終的には血で血を洗う紛争に発展し国家が分裂するまでにいたるまでの強烈な民族主義をかかえた国で、選手達を出自にかかわらずあくまでも能力で選出しチームを作りました。サラエボ大学から数学者として大学院に進むように奨められていながらプロサッカー選手ヘの道を選んだだけあって、聡明なだけでなくリスクを恐れぬサッカーと人生観。人間的魅力に溢れる人物です。
彼が日本代表監督になったときにこの本は話題になりましたが、その時は興味がありませんでした。その後彼が脳梗塞に倒れ、快癒して最初の記者会見での彼の姿と言葉にすごく感銘を受けました。「とても強い人だ」と感じたのです。戦争がかくも彼を強くしたのでしょうか・・・・しかし、記者に戦争を通して何があっても動じない精神力を得られたのではないかと尋ねられれば彼は否定します。「そういうもの(戦争)から学べたとするのなら、それが必要なものとなってしまう」からです。
「作り上げる、つまり攻めることは難しい。でもね、作り上げることのほうがいい人生でしょう。」
この本で最も好きな一節です。
稲妻のスローモーションのビデオを見つけました。面白いですよ。
http://www.todaysbigthing.com/2008/08/07
上の写真は今年のうちの朝顔。毎朝ベランダで2~3輪咲いて楽しませてくれます。今年はパラグライダースクールにあった種をちょっとわけてもらって育てました。
本日のお酒:福光屋黒帯 純米吟醸古々酒 飄々 + KIRIN 一番搾り
彼が日本代表監督になったときにこの本は話題になりましたが、その時は興味がありませんでした。その後彼が脳梗塞に倒れ、快癒して最初の記者会見での彼の姿と言葉にすごく感銘を受けました。「とても強い人だ」と感じたのです。戦争がかくも彼を強くしたのでしょうか・・・・しかし、記者に戦争を通して何があっても動じない精神力を得られたのではないかと尋ねられれば彼は否定します。「そういうもの(戦争)から学べたとするのなら、それが必要なものとなってしまう」からです。
「作り上げる、つまり攻めることは難しい。でもね、作り上げることのほうがいい人生でしょう。」
この本で最も好きな一節です。
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上の写真は今年のうちの朝顔。毎朝ベランダで2~3輪咲いて楽しませてくれます。今年はパラグライダースクールにあった種をちょっとわけてもらって育てました。
本日のお酒:福光屋黒帯 純米吟醸古々酒 飄々 + KIRIN 一番搾り