遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

機械オンチの機械好き(カメラ編7)

2009-03-04 21:29:55 | たわごと
さてさて、この春のデジカメのモデルも出そろったみたいですね。この不景気でキャノン社は『対北米向けの一眼レフ生産出荷台数がマイナス92.7%』だったそうですから、生活必需品でも何でもないカメラにとっては厳しい春のようです。しかしそんな中でも、注目すべき製品は出ています。このところ画素数の競争はすっかり廃れてしまいました。カメラの基本性能で新たな競争の要素となっているのはダイナミックレンジです。昔っからフィルムに対するデジタルの最大の弱点がこれです。ダイナミックレンジが浅いんですよね、デジタルは。簡単にいうと白飛びと黒つぶれがデジタルは出やすいって事です。例えば、朝霞エリアで空撮した時の上の写真。Canon Powershotシリーズの最高機種だったG7でさえ、この黒つぶれです。暗い山側に露出を合わせれば、空の雲のディテールは逆に白く吹っ飛んでしまいます。空中ではなかなか露出補正をいじる余裕は有りませんから、「ダイナミックレンジが深ければなぁ」とため息が出る状況は多いわけです。
ダイナミックレンジといえば富士フィルムですな。この会社からこの春に出たF200EXRは、かなりいいっすよ。すでに発売されてます。キタムラの店頭で軽く操作してみましたが、キビキビ動いて軽快です。なによりも前の機種F100fdは露出補正が手元のキーで出来ないというアホな設計だったのが、F200EXRで改められているので印象がいいです。カメラは、構図を決める→露出を合わせる→ピントを合わせる→シャッターを切るという操作をします。この『露出を合わせる』というところはとても重要です。カメラ任せではダメなんです。
もうひとつ注目しているのがRICOHのCX1。RシリーズがR10で終わってしまって、新設のCXシリーズからは受光部がCCDセンサーからCMOSセンサーになりました。デジタル一眼レフでも上級機に使われるセンサーです。このカメラのダイナミックレンジも深いですよ。360度のあらゆる角度でお客さんを撮影しなきゃいけないタンデムパイロットさんにお勧めのカメラです。オートホワイトバランス機構も賢くなったらしい。昔のリコーのホワイトバランスはアホだったからねぇ。期待しましょ。
シグマ社のDP2はいいですねぇ~。コテコテのマニア向け♪ CMOSの一種Foveonセンサーを搭載したコンデジでしてレンズは35 mm版カメラ換算で41 mmの標準系単焦点。Foveonセンサーは3層構造になっており、センサー表面に近い方から順に青(B)、緑(G)、赤(R)の光を取り込み画像を生成。原理的に偽色が発生しないためローパスフィルターが不要で、光と色の情報を余すことなく活用できるってわけです。簡単にいうと、「わぁ、まるでフィルムで撮ったみたい♪」な作品が撮れるってわけです。先に出たDP1が広角系のレンズをつけてたんで、欲しいともなんとも思いませんでしたが、DP2は標準系レンズなので興味津々であります。誰かおいらに買ってくれ。(笑)

デュアルディスプレイが可能に、新しい「Mac mini」が発売 (マイコミジャーナル) - goo ニュース
ついに出ました! Macminiの新型!! 円高のおかげで安くなってます。69800円だよ。買うよ!買います!欲しかったし、必要だったもん!!

でもね・・・

買えないんだよ。

今月、結婚する友だちがいてさ。福岡に行かなくちゃいけない。しょうがないですねぇ。福岡時代の仲間と会えるだけでヨシとしなければ。

本日のお酒:富山米焼酎 蔵人の戯れ
コメント (8)
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