遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

見えない天井

2009-03-21 23:51:28 | PARAGLIDER
エンジンがないパラグライダーが上昇するには当然上昇風が必要です。てなわけで、対流層の形成がソアリングには必須なわけ。空気の対流がなければ、飛んでも降りるだけになってしまう。これを『ぶっ飛び』と称するわけで、できるだけそういうことはない方がいい。この対流層は上限があって、その上からは逆転層となります。
今日、ゴンドラ内で高気圧の後縁部に入るとなんで逆転層がびっしり張ってしまうのか赤毒さんに尋ねられましたが、百戦錬磨で大先輩の赤毒様に分からないことが僕に分かるわけありませぬ。とにもかくにも粘るだけ粘って、飛べるだけ飛べるのが今日のミッション。それにしては最初の選択がPOISON黄久蔵君だったのが失敗。昨日、哲さんが来るんだもの・・・・彼が居るなら、POISONで飛ぼうと思ったんだ。しかーし、哲さんはとっくの昔に次のエリアに移動済み。いないんだったら最初からARTIK林檎君で飛ぶよ。だって対流層の天井が低い上に上昇風が細くて、層の境界付近では荒れ気味だったからね。潰れる心配のない方の翼を使うよ。
飛んでみると旋回半径を簡単に小さくできないPOISONはつらかったなぁ。離陸してすぐにテイクオフ前の空域で右旋回でトップアウトしたのはいいが、「今日は奇数日なので左旋回だよ」と無線が入ってあえなく撃沈。(笑) 2本目は林檎君に乗り換えてリベンジ!さすがにARTIKだと小さく思った様に旋回できる。テイクオフ前での悪戦苦闘を経て北に移動して粘りに粘って、北の稜線上でトップアウト♪ そこから北高圧線を越える空域手前に到達できたけどそこは自重した。その先には全く上昇風が無さそうだったからね。もう50メートル対流層の天井が高ければ飛び方が劇的に変わるんだけどな。残念だが今日はフライト2本でトータル1時間のフライトなんでヨシとしましょう。それからは地上で休憩。赤毒さんの飛びは相変らず粘っこくて濃厚。K嶋さんの飛びはもはやノービスじゃないよな。とはいえ、彼がP証をとるというのも、ある意味怖い・・・おいらは彼についていける自信は無いよ。はい。(笑)

夕食のヤムヤムのカレーは美味しかったっす。

本日のお酒:菊姫 菊
コメント
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