セットアップ終わりました。Mac mini快調でございます♪
長流さんにFirewire400と800を接続するケーブルをお借りして、昨夜iMacからMac miniへシステムを移行しました。iMacに入っていたソフトやデータは相当の量だったみたいで、Mac miniのささやかな120 GBのハードディスクには入りきりませんでした。あわてていろいろといらなさそうなソフトウエアをごみ箱に入れたのですが、捨てたソフトのうちのひとつが捨てたらいけないもんだったりしてゴタゴタしてました。結局、ハードディスクに負担をかけていたのはパラで飛びながら撮った動画でした。これからは静止画に専念しよう。(笑)
さて、最近のゴタゴタでいろいろと書いていないことがありますが、まずは最近飲んでいる『連峰白山』というお酒。これは獅子吼のOzone ADDICTに乗っているパイロットのN山さんの紹介のお酒でして、旧鶴来町にある汐井酒店のオリジナル。菊姫さんが醸造したものですが、白山麓の田んぼで採れた酒造好適米五百万石で醸したものです。どうせ、本醸造『菊』のラベルだけ換えたものだろうとたかをくくっていたのですが、全く違った造りのお酒でした。びっくりです。菊よりもはるかに軽やかでN山さんが辛口だといった主張を裏付けるものでした。これは普通酒としてなかなかの出来です。しかも、汐井酒店だけで売られているので割安♪
さて、長流さん指摘のコンタミの件ですが、それは認識しながらヨーグルトを毎朝楽しみながら食べております。今培養しているのはカスピ海ヨーグルトでスタートしたロットが3つと池ママヨーグルトが1つ。カスピ海のうちのひとつは完全に別物になってるのでどっかから進入してきた乳酸菌に置き換わっていると思います。つまりカスピ海じゃなくて日本海になってるってことかな?? ま、それはそれで僕はかまわず継代を続けています。『池ママヨーグルト』は彼女のくれた鰊の糠漬けの糠を牛乳に浸して数日培養し、凝固した部分を新しい牛乳に移して、さらにヨーグルト様になったものを新しい牛乳に移して濃縮していったものでして、長流さんの指摘通り、無菌操作も対照実験もしておりません。だって、僕の個人的な楽しみでやってるだけで、研究するつもりも売るつもりもないですから。(笑)
そもそもキュウリや茄子を漬けている糠床の乳酸菌と違って動物性の基質で増殖している乳酸菌なら牛乳を醸せるんじゃないかという僕の試みでして、単に腐って終わってたら1年以上も継代しながら食したりしません。実際、美味しいんよ。だいたい糠(ぬか)を入れずに牛乳を容器に放置していたらどういう風に腐るか察しがつくので、それとは別の様子になっていて他のロットとは異なるヨーグルトが出来ているわけですから確信はあります。まあでも、常在菌でもいいですよ。ええ。所詮、僕の自己満足です。
彼らが分離できなかったという乳酸球菌Lactococcusですが、九大の石崎先生が小倉小笠原藩伝来の糠床から乳酸球菌を分離しようとして長年の苦労のいきさつを『カビと酵母』という本で記述しています。どう工夫しても最初は桿菌しか分離できず球菌は分離できなかったのです。逆転の発想で、糠床(ぬかどこ)のサンプルを飢餓状態に置くことで桿菌の増殖を抑えて球菌を分離できたそうです。後に、球菌の増殖促進因子としてメバロン酸が必要だったことが分かっています。
人類は微生物学の理解が進む前からヨーグルト、漬物を始めとする乳酸菌を使ったいろんな醸造を行ってきました。どうやって維持管理してきたかというと、フローラをフローラとしてそのまま維持してきたわけです。素人が菌を別々に単離してそれを再調整しようとすると間違いなく失敗するでしょう。醸造環境をそのまま維持する方が安全確実なのです。研究のために菌を分離するのは必要なことですが、何か醸そうとする場合、糠漬けなら糠床をそのまま使うのがいいのです。だから、そこにヨーグルトにできる乳酸菌がいると期待するならそのフローラからヨーグルトを作るものをごそっと採ってくればいいのであって、細菌学的な技術は不要なのであります。それにうちの大学には細菌に対する厳密な無菌操作をする設備はないと思いますよ。少なくとも僕は見たことない。やってるのはあくまでも『無菌操作』と称する儀式です。部屋のドアは二重でフィルターを通した装置で途中紫外線で殺菌しながら部屋自体の空気を循環させてないと・・・僕の出たO大の研究室にはそういう部屋があった。分類学の先生がいたからだと思う。僕のヨーグルトは開放系で継代しているので雑菌汚染の恐れは常にありますが、結果として他のロットとは違う固まり具合のこのヨーグルトを『池ママヨーグルト』と称して美味しく朝食をとっています。それで満足なのです。
上文中フローラという言葉がありますが、細菌類、および、菌類の生息支配する培地を含む環境を指しています。直訳すると『お花畑』。
本日のお酒:連峰白山 + 佐賀芋焼酎 魔界への誘い
長流さんにFirewire400と800を接続するケーブルをお借りして、昨夜iMacからMac miniへシステムを移行しました。iMacに入っていたソフトやデータは相当の量だったみたいで、Mac miniのささやかな120 GBのハードディスクには入りきりませんでした。あわてていろいろといらなさそうなソフトウエアをごみ箱に入れたのですが、捨てたソフトのうちのひとつが捨てたらいけないもんだったりしてゴタゴタしてました。結局、ハードディスクに負担をかけていたのはパラで飛びながら撮った動画でした。これからは静止画に専念しよう。(笑)
さて、最近のゴタゴタでいろいろと書いていないことがありますが、まずは最近飲んでいる『連峰白山』というお酒。これは獅子吼のOzone ADDICTに乗っているパイロットのN山さんの紹介のお酒でして、旧鶴来町にある汐井酒店のオリジナル。菊姫さんが醸造したものですが、白山麓の田んぼで採れた酒造好適米五百万石で醸したものです。どうせ、本醸造『菊』のラベルだけ換えたものだろうとたかをくくっていたのですが、全く違った造りのお酒でした。びっくりです。菊よりもはるかに軽やかでN山さんが辛口だといった主張を裏付けるものでした。これは普通酒としてなかなかの出来です。しかも、汐井酒店だけで売られているので割安♪
さて、長流さん指摘のコンタミの件ですが、それは認識しながらヨーグルトを毎朝楽しみながら食べております。今培養しているのはカスピ海ヨーグルトでスタートしたロットが3つと池ママヨーグルトが1つ。カスピ海のうちのひとつは完全に別物になってるのでどっかから進入してきた乳酸菌に置き換わっていると思います。つまりカスピ海じゃなくて日本海になってるってことかな?? ま、それはそれで僕はかまわず継代を続けています。『池ママヨーグルト』は彼女のくれた鰊の糠漬けの糠を牛乳に浸して数日培養し、凝固した部分を新しい牛乳に移して、さらにヨーグルト様になったものを新しい牛乳に移して濃縮していったものでして、長流さんの指摘通り、無菌操作も対照実験もしておりません。だって、僕の個人的な楽しみでやってるだけで、研究するつもりも売るつもりもないですから。(笑)
そもそもキュウリや茄子を漬けている糠床の乳酸菌と違って動物性の基質で増殖している乳酸菌なら牛乳を醸せるんじゃないかという僕の試みでして、単に腐って終わってたら1年以上も継代しながら食したりしません。実際、美味しいんよ。だいたい糠(ぬか)を入れずに牛乳を容器に放置していたらどういう風に腐るか察しがつくので、それとは別の様子になっていて他のロットとは異なるヨーグルトが出来ているわけですから確信はあります。まあでも、常在菌でもいいですよ。ええ。所詮、僕の自己満足です。
彼らが分離できなかったという乳酸球菌Lactococcusですが、九大の石崎先生が小倉小笠原藩伝来の糠床から乳酸球菌を分離しようとして長年の苦労のいきさつを『カビと酵母』という本で記述しています。どう工夫しても最初は桿菌しか分離できず球菌は分離できなかったのです。逆転の発想で、糠床(ぬかどこ)のサンプルを飢餓状態に置くことで桿菌の増殖を抑えて球菌を分離できたそうです。後に、球菌の増殖促進因子としてメバロン酸が必要だったことが分かっています。
人類は微生物学の理解が進む前からヨーグルト、漬物を始めとする乳酸菌を使ったいろんな醸造を行ってきました。どうやって維持管理してきたかというと、フローラをフローラとしてそのまま維持してきたわけです。素人が菌を別々に単離してそれを再調整しようとすると間違いなく失敗するでしょう。醸造環境をそのまま維持する方が安全確実なのです。研究のために菌を分離するのは必要なことですが、何か醸そうとする場合、糠漬けなら糠床をそのまま使うのがいいのです。だから、そこにヨーグルトにできる乳酸菌がいると期待するならそのフローラからヨーグルトを作るものをごそっと採ってくればいいのであって、細菌学的な技術は不要なのであります。それにうちの大学には細菌に対する厳密な無菌操作をする設備はないと思いますよ。少なくとも僕は見たことない。やってるのはあくまでも『無菌操作』と称する儀式です。部屋のドアは二重でフィルターを通した装置で途中紫外線で殺菌しながら部屋自体の空気を循環させてないと・・・僕の出たO大の研究室にはそういう部屋があった。分類学の先生がいたからだと思う。僕のヨーグルトは開放系で継代しているので雑菌汚染の恐れは常にありますが、結果として他のロットとは違う固まり具合のこのヨーグルトを『池ママヨーグルト』と称して美味しく朝食をとっています。それで満足なのです。
上文中フローラという言葉がありますが、細菌類、および、菌類の生息支配する培地を含む環境を指しています。直訳すると『お花畑』。
本日のお酒:連峰白山 + 佐賀芋焼酎 魔界への誘い