遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

そうでないとおもろくない

2014-04-28 22:06:55 | たわごと
獅子吼エリアはビッグコンディションだったそうで、スクールから興奮気味のメールニュースが再三流れてきました・・・今日は平日なんでスよ? orz  レジャーエリアはともかく、さすがに今日はGWの中日で学食の方はすいてるだろうとタカをくくっていたら、こっちも激混みでした。みんなまじめだなぁ。
僕の院生時代の同僚小川君は専業農家の四男坊で、彼はこの時期実家に帰るのが義務でした。家族総出で田植えっす。稲の品種は「日本晴」だときいてました。コシヒカリやササニシキの大元になった、由緒ある品種です。実験室酵母で言うとS288Cみたいなもんですな。んで、今彼は・・・米国のどっかで生きてると思うんだが・・・ わ か ら ん 
留学なんて、捨て身の攻撃なんだよ。そうでないとおもろくないだろ? な!

オバマ米大統領のアジア歴訪 中国紙「アジア太平洋を攪乱するな」(産経新聞) - goo ニュース
さて、オバマさんのアジア歴訪のまとめが出てました。あっしから加えておくと、TPPに関してはマレーシアもなんか問題があるとのことでして、多国間交渉の難しさが垣間見えています。もちろん、秘密の交渉でして、漏れてくる情報はどうしても声の大きい反対派がいる分野が多くなります。取材する側は騒ぎが大きくなるような問題に集中しますから、ニュースバリューが偏るのです。日本にとって最も重要な知的財産権とか、保険制度とかの交渉とかは全く流れてこずに、本質的な価値の低い農産物の交渉ばっかり流れてくるでしょ。

最悪の展開を考えてみましょう。南シナ海、東シナ海が「法」を理解しない中国の自由になって、TPPの交易ネットワークから日本が外された未来って、いいことがあると思います? 上の記事中の人民日報海外版の文章読んで、正直頭おかしいんじゃないかと思いますが、彼らマジでそれで押し通しますからね。

コラム:米国のアジア戦略に必要な「3カ条」 (REUTERS)
米、中国向け軍事的選択肢を策定 南・東シナ海 同盟国の懸念受け (THE WALL STREET JOURNAL)
とりあえずロイターのコラム、コンサルティング会社ウィキストラットに寄稿するアナリストAli Wyne氏のあげる「3カ条」。
1.アジア太平洋地域は他の危機にかかわらず優先されるべき
2.リバランスは中国だけでなく地域全体を含めるべき
3.米国は中国封じ込めではなく、アジア太平洋地域での利益拡大に注力すべき
前世紀と違って、各国が経済的に密接に繋がってしまっているのが今世紀の国際関係の特徴です。みんな中国には困ってますが、中国が衰退したりなくなったりしても困るのです。中国が分かってるかどうか分かりませんが・・・。

ウクライナごときの小国の危機で欧州がまとまった対応がとれないし、ロシアもすん止めでオウジョウしてるのもそう。力任せで何でも出来る時代ではないのです。切れた方が負け。たぶん。
それだけにプーチンの次の一手が楽しみでしょうがないです。「民主主義」の弱点を絶妙に突いている21世紀型の独裁者の度量を見せてもらいたい。

とにかく問題は中国です。2月にケリーが訪問した時に同行した幹部がこう述べたそうです。「残念ながら、われわれの力強さに納得したとは考えにくい」「われわれが引き金を引く準備があると考えているのに、相手がわれわれに引き金を引く準備はできていないと判断しているなら、そんな時にこそ悪いことは起きる」
あの国は4000年の歴史がありますが、未だに成熟しない4000歳の幼児のような国です。成熟すんの待ってたら、もう4000年かかりそうです。(笑)

ロシア対応、欧州と連携へ=積極平和アピールも―安倍首相、29日に出発(時事通信) - goo ニュース
今度は安倍さんの番です。しっかりやっていただきましょう。意外とグダグダの欧州諸国は付入る隙がいろいろあるかもです。

本日のお酒:HEINEKEN LAGER + 鹿児島芋焼酎 三岳
コメント
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