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進化しない進化が役割をあたえるスモールタイヤ商売!

2014年04月24日 | タイヤビジネス
シーラカンスという古代魚がいる深海は 生物にとって過酷な環境である為 
生存競争がほとんど無く進化という道を選択する必要がなくて
長い間ずっと生存し続ける事が出来たという説が一般的です。

シーラカンスが棲む昔ながらのタイヤ屋イマージン
25年間ほとんど変わっていません。
店のありようもスタッフもほぼ同一。

当社のタイヤ商売もシーラカンスの時間軸とは比べようもないほど短いのですが
ほぼ創業当時のスタイルのまま生き残っています。
他社様は競争激化という環境で進化の道を選択されましたが
私どもは競争激化という環境をなるべく意識しないように(これはある意味で無競争という場)してきました。
けれど25年の歳月はスタッフを20歳以上の年をとらせてくれました。
ということは長年に渡ってスタッフが変わっていないということなのです。
「20歳の若者が今では40歳のオヤジになって同じ現場で同じように働いている」
これが大筋のスモールタイヤ商売の有様です。
同業他社との競争は意識せず カーアフターマーケット内のお客様の意識の変化を意識したわけです。

すると結果的に他社様との差別化が生まれてきて 
これが今の時代のお客様に受ける状況になってきたと感じる出来事がポツポツ出てきました。
それは当社のお客様も私たちと同じように年齢を重ねてこられて
大手量販店さんなどにチラシに魅かれていかれるようですが
「年下の店員さんから上目線で知ったかぶりされて嫌な思いをした」
とおっしゃるのです。
「その点 当社は昔からのスタッフが同じ目線で提案をしてくれるから買いやすい」と
異口同音で大勢の人から耳にしました。

効率化という考え方に立てば 人件費は安くしたい=若年のスタッフを使うというが
競争に明け暮れる立場の当たり前の考え方です。
すると店を出店したり大型化すればするほど若いスタッフが増えるのは当然です。
そういう人たちがプロショップ・カー用品専門店・業界大手というプライドで
接客すれば年配のお客様には不快が生まれやすいらしいのです。


当社は長く働いてくれるスタッフばかりで いわば経験年数も10年20年といった
ベテランばかりで・・・・(言い方を換えればスタッフの老齢化)・・・ですが
お客様の立場からみると 買って安心装着も安心そのうえ対応もベテランなのに腰が低い。
それが喜ばれるのです。


商売は生存競争のようですが 
そういう面ばかり見ると「価格競争・効率化・大型化」といった
疲弊への道に進みますが、
お客様と共ににという共存の道を目指せば「小型で充分・ベテランの活用・閑と繁忙の活用」という
足りる道が開けてきて さらに若者を主役にする車美容業とセットする事で
全体が生かせれてくるというの生存状況が顕れてきました。
これこそシーラカンス型の無競争の生き残り法です。
「淡々と焦らず慌てず無理をせず 託す所は託してわが道を行く」
「見渡せば 教師ばかりの教えあい与え合いの世界にいる」
スモールタイヤ商売はシーラカンスと共通がいっぱいです。
進化しない進化というシーラカンスが頭の中を泳いでいます。


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