人とタイヤとキーパーコーティング!

タイヤ「安全」と車「キレイ」の領域で 岐阜で専門店展開 ありがたいことです!

「弱さ」をさらけ出す強さ タイヤ専門店イマージン!

2019年04月23日 | タイヤビジネス

来月の25日 下呂中3年C組の還暦同窓会の案内が来ました。

今月既に還暦を迎えた人もいるが 私は2月生まれなので来年が還暦です。

この年になると「毛抜け・歯抜け・記憶抜け」の三抜けが進行し

日常生活に支障をきたすことはありませんが 

人の名前が浮かんでこなくなり 

ヤバッ認知症かと・・・・・・。

周囲に聞くと「俺も・俺も」みんな同じなので 安堵します。

 

 

それでも30年 

タイヤ専門店の店頭で健康に働くことで得た知恵は

これから役に立つかもしれません。 

会社の若者に何かアドバイスできることもあるはずです。

 

                                         

 

昨日 キーパープロショップの日報に

「お客様の立場に立つ」ことをせず 

店の都合を言い訳がましく話してしまい

予約のキャンセルをいただいた。 

と報告があったので 担当者に説明を求めました。

 

 

上記内容で 本人は「しまった」と自己分析をしてるのです。

原因は「お客様の立場に立てなかったこと」としているのです。

しかし それは他人事、テレビの解説です。

人は誰でも 想定外のケースや忙しさに遭遇すると

その時「いっぱいいっぱい」に陥り 

言ってはならない禁句や焦りが出てしまいお客様が不信感を抱いてしまわれ

受注を逃したり 施工が乱雑になってしまうなど 「やらかしてしまう」。

 

分かっていることに 足を取られるのはなぜか?

ここが解決の糸口です。

 

施工でも落ち着いてやれば1級技術者ですが 

焦ってしまうと3級技術者になるのは 

出来上がりや約束時間など「少し先の未来」に心を奪われて

肝心の「今」がおろそかになり 取り越し苦労の末に品質の低下がはなはだしい。

誰もが一度は体験する「落とし穴」に嵌っているのです。

 

 

こういう場合 本人は真面目で一所懸命です。

ではどうするのが良いのでしょうか?

 

 

私のアドバイスは・・・・ 「弱さ」を認めてさらけ出し朝礼で公表しなさい。この勇気を出そう!

 

プライドや虚栄心があると

正しくありたい正直に答えたいという気持ちが 

緊張を生んでしまい実力が発揮できない人が多いのです。

「お客様に立てなかった」と自己反省できるのは プライドの為せる偽りの技です。

本当は そのプライドこそ邪魔なんです。

 

小さな店の流行らない時代 

私の心も引きこもり的な面が強く

ヒマが恥ずかしく店の前に立てなかったことを思い出します。

被害者意識が前面に出て 

通りすがりのドライバーさんが「流行らない店のオヤジ」と見ていると

妄想にとらわれていたのです。 本当は誰も関心すら抱いておられなかったと思います。

これこそ 私の虚栄心でした。

流行る店は誇らしい 流行らない店は恥ずかしい。

自分が流行らない店のオヤジであることが恥ずかしい。

だからその頃は 

お客様や業者さんとの対決姿勢が随所にありました。

出来もしない大幅な値引きの約束 

払いも出来ない仕入れなど

墓穴を掘ることばかりしていました。

 

それがどうして今まで継続できたのか?

 

 

それは 支払いができないことを伝えて商品を返品して罵声を浴びたからです。

倒産には至らなかったけど その倒産寸前です。

その時はげ落ちたのが「虚栄心」でした。

要するに落第者=弱者であることを受け入れたのです。

するとすべてが楽になりました、

飾らないことがこれほど楽なのか 

ありのままであることが自由なのです。

 

 

それから不思議と商売が動き出したのです、全く不思議です。

 

 

だから失敗した失敗と感じた社員さんに伝えたい

みんなに正直に失敗を公表しなさい、

おそらく罵声は浴びせられないけど 緊張しなくなるよ。

 

社員さんが お客様の立場に立てなかった失敗は失敗にあらず

自らのプライド虚栄心がはげ落ちる出発点です。

 

先日も 若い社員が出来ない理由を並べ立てて

お客様の要望を受けなかったことに

大雷を落としましたが 

その後の彼は憑き物が落ちたように 

自信が溢れてきて快活になり明るい一歩を進み始めました。

叱られたどうしようという自己保身の殻が割れて 本来の輝きを発しています。

 

恐怖心や自己保身の裏には 

正しくないとダメという縛りや 

自分は上手だ思うプライドが貝殻のようにびっしり引っ付いているのです。

 

恥をかきましょう みんなに打ち明けましょう 弱音を吐きましょう。

支払いが出来なくても 

商品を返すことと罵声を浴びることで

「弱さ」を認めることが出来て30年が過ぎます、

「弱さ」を認めさらけ出す強さがみんなに備わっています、

ありがたいことです、本当にありがたいことです。

 

 

 

http://ima-gin.jp/   イマージンポータルHP

 

 

 

 

 

 

 

 

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