雨の午前 今日はタイヤ交換が連続して
あっという間に時間が過ぎて 気が付いたら昼を越えていました。
タイヤ小売は 季節商売化していて
夏・秋はタイヤのご用が少ない時節で
時間を持て余す場面が多くて それはそれで大変なんです。
こういう時は
一日を長く感じてくさくさする気分に陥りやすい。
しかし ありがたいことにそれを引きずらず
帰って寝てしまえば 全てがリセットされて
次の日がまた閑でも ヒマ疲れが蓄積しないように 気を付けています。
でも 今日のように何故か突然
タイヤ交換が連続するとパパッと気が晴れ 気分爽快を味わえました。
でも午後からは・・・・・・・・またしてもヒマモードへ突入のようです。
タイヤ専門店イマージンのタイヤ商売は
かなり構成を絞り込んだ組み立てにしています。
「会話して販売して取り換えする」をセットで提供するリアルな小売りビジネス。
考え抜いた構成で 非繁忙期にタイヤを拡販しようなど考えません。
売れるにこしたことはありませんが
「ヒマ」を解消するために 拡販しようというような手は打ちません。
こちらがヒマなのは
お客様の側にタイヤのご用が少ない時期だからであり
こちらのヒマを
お客様にぶつけてもそれは本末転倒です。
覚悟を決めて待ちに徹する、
それは 時化の海に乗り出せない漁師さんみたいな心境です。
天地自然のリズムに任せる心境を養う期間です。
短気は損気 気は長が~くのんびりした気分で!
「タイヤが季節商品化した!」と認識しだしたのは今世紀に入ってからです。
その認識からすでに20年が過ぎてきました。
リアルな店舗販売だけでなく
ネット販売も増えて
お客様がタイヤを購入される選択肢は増えました。
弱者は考え抜かねばなりません。
このタイヤ小売りの領域で生き残るには
ニッチな隙間を求める以外ありません。
チラシ・販促企画・タイヤの預かりなど強者の真似は滅亡の特急券です、
一番ニッチなのは
「タイヤを買ってもらってすぐ交換できること。」
待たされるのはイヤ!
せっかく来たのに出直しは面倒くさい!
電話注文で良いじゃないか!
ワンストップで相談(会話)・購入・取り替えが一気通貫に行われる。
タイヤ専門店イマージンは この1点に注力しました。
その実現のため
ベテランスタッフ三人衆を
「三人で一人前」の思想で
誰かが販売中は 他が取り換え作業 電話対応などチーム力の向上に目を向け
三角関係で小さな店を切り盛りします。
タイヤ専門店イマージンの強みです。
三人の運営で一般的なのは
リーダーが取り仕切り他の2名が補助に回るオペレーションが一般的です。
この欠点は主役と脇役に人が別れることです。
それに対しタイヤ専門店イマージンは
一人が主役の場面なら他は脇役を努めるのです、
文章に書けば簡単ですが
これの実現には 「三人の力量がほぼ同じ」でなければなりません。
取り換えは出来るけど
接客販売は無理と言う人が混ざっていては成立しません、
逆に販売接客はするけど
取り換えはしないでは成立しません。
一家総出のお父さん・お兄ちゃん・次男さんの家族3人衆なら成立しても
他人さん同士が集まっても
なかなか難しいのではないでしょうか。
その難しい三角関係を大事にして
タイヤ小売をしているのがタイヤ専門店イマージンです。
平均年齢56歳 ベテランの一致協力こそ強みです。
しかし またここが弱みですね 10年経てば平均年齢66歳
いくらチームワークが良くても高齢化にはかなわないかもしれません。
自己分析をするとニッチが見える気がします。
専門店に対するお客様の目は「任せて安心」に向いています。
安さだけではないようです。
小さなタイヤ専門店は お客様からの安心・信頼感を重要視するべきと思います。
自己勝手な自己分析です、客観性に乏しい!