12月末は 私たちにとって中間決算日に当たります。
中間の計数管理は 年度末の予算に対して見通しがどうなるかを
予測するうえで大変重要なことです。
特に金融機関は決算書をもって私たちを評価されますので
事業は数字がすべてといっても言い過ぎではありません。
いくら頑張っているといっても数字的な業績が全てと言ってもいいでしょう。
新事業に進出して
2年間は赤字予測を出して資金調達しても
担当者が変わっているので 赤字という事実で評価が下がり
資金の借り換えなどに支障をきたすケースが多発するのです。
「晴れの日には傘を貸して 雨の日には傘を取り上げる」のが銀行というところです。
そういう所と渡り合うには
キチンとした数字の把握はもちろんですが
その流れの先行きを示すこと 半年後1年後の近未来を数字で予測すること
これが外れなければ信頼度は飛躍的に高まります。
洗車・コーティングのキーパー事業は
キーパー技研(株)谷社長の予測を当てはめると
その通りになります(2店舗で実証)ので 私見を持ち出す必要はありません
ただスピードが違うことを意識するだけです。
特にキーパーラボさんを手本とした
キーパープロショップ専門店は
SUSシステムからはじき出されるデータによって
予測精度が高いので 時に応じた目標であればほぼ100%半年後の見通しは外れません。
タイヤとコラボした独自の運営をしているスゴウ店の分析から
決算予測の材料を結んでみましょう。
タイヤ販売とキーパープロショプのコラボと一口に言いますが
重視する事柄によって経営数値に大きな変動がでます。
タイヤを重視するとキーパーがおろそかになり
おろそかにしないように人数を増やせば
閑が店を蝕み腐れせます。
小人数運営に絞り込んで人が変わってから
商売のポイントを掴んだのか昨年比で業績を伸ばしているスゴウ店です。
松下幸之助さん流では「商売のコツここなりと掴んだ価値100万両」と言います。
7~12の半期
キーパー売り上げは前年比157%
キーパー客数は前年比130%
キーパー客単価は前年比120%
客数×客単価=売上高
客数も伸び客単価も伸びた結果
売り上げの伸びはおのずと急上昇です。
まさに「商売のコツ」を掴んだから伸びたのでしょう。
経営的にしたことは「SUS」を導入したことだけですから
SUSによって数字の見える化が可能になり
仮説と検証の善循環が起こったとも言えるのです。
数字が変わる面白さ これが経営の怖さであり面白さです。
そして良い方向に数字が変わりだしたのは
伊藤店長がいうには
「タイヤが忙しくてもキーパーを断らないを徹底した」ことで客数が伸び
「ちゃんと店内受注でお聴きする」ことで客単価は伸びた。
まさに谷社長がおっしゃっていることを実践しただけとも言えます。
今まで店内受注が大事だとわかっていても
それは専門店のことで 過去のしがらみを打破するのは難しいと 思い込んでいた。
しかしやってみる決意をした やってみた 結果がでた。
自信がついた SUSが入って日次の数字が把握でき面白くなった
更に実績があがった 予算が達成できた。
変えることの元には 自らの決意と覚悟さえあれば 良いんだ!
そしてこれが一番大事なことですが
「任せきった」ことで楽になれて余裕が生まれたのです。
自ら募集したスタッフに教え込んで 任せることが出来る=放せたのです。
何を放せたのかといえば 「心配事」を放せたのです。
任せるというのは 一つ間違えると放任になってしまいます。
多くの場合放任になりやすいのですが
特にイマージン流のタイヤ商売はこうなりやすい性質があります。
もともと ひとりひとりが商売人方式というゲリラ方式だからなのです。
この場合圧倒的なリーダ―シップが無ければ我流がすぐ入り込みます。
開店当初タイヤで伸ばそうとしたスゴウ店は
引き継ぎ不可のやり方だったのです。
それからずっと模索し続け遂に
近未来の小型タイヤショップのあり方として
「商売のコツここなり」を掴んだのは
継承可能なノウハウになる感じです。
タイヤ屋+キーパーを導入する。 オイル交換はやらない。 SUSを導入する。=儲かるタイヤ屋になる。
「風が吹けば桶屋が儲かる」のはこじつけが多いんですが
「タイヤ屋にキーパーを導入すると儲かる」はシンプルな法則として実証しつつあるのかも。
イマージンのHPです。
タイヤ専門店イマージンのHPです。
まいぷれ岐阜のキーパープロショップのページです。