JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「海底王キートン」

2010-06-27 | 映画(DVD)
「映画史上の名作番外編 サイレント小特集」

「海底王キートン(The Navigator)」1924年 米 監督:バスター・キートン、ドナルド・クリスプ

大富豪のドラ息子キートン。片思いの相手と同じ船に乗り合わせるが、何とその船が漂流、南海の孤島に流れ着く。船は沈没寸前、そして島で待ち受けていたのは…。キートンは廃棄処分が決まった大型客船を買いとり、船を利用したギャグを詰め込んだストーリーを考えたという。史上初めての本格的な水中撮影が行われた作品としても有名。キートンの作品の中で最も興行成績が良かったというスラップスティックの傑作!

キートン独自の面白さというより、本作は競演女優キャサリン・マクガイアとのコンビネーションが面白かった。

船で漂流した当初はコーヒーも入れられず、缶詰も開けられずと苦心するが、1ヶ月もすれば慣れる。・・・ってその後の発明機器がスゴイ。
足踏み式缶詰切りのことか・・・

水中撮影がお値打ち物なんでしょう。
水中から上がったキートン、潜水服の腹を掻っ捌くと海水がドードーと流れ出す。梯子に逆さにされると、またしても首から海水がドードーと流れ出す。
解りやすい笑いとしては、何処までもキートンを狙ってはずさない小型大砲(足に括りつけられてる)

しかし、全体としてキートンのギャグがやや低調。興行成績と面白さは比例しないのね。

無音の完全無声上映。

シネマヴェーラ渋谷

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