JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

映画 「落語野郎 大馬鹿時代」

2006-01-14 | 映画(DVD)
「落語野郎 大脱線」に続く第2弾!
一人静かにDVDを見るのも大変。
早朝、音声を小さくして見ていたら、Hero-Nが起き出して、「ウルトラマン見たい」・・・仕方無いので途中中断。数日後、後半部分を見た。

第2弾という事であまり期待はしていなかったが、なんのなんの、面白いじゃないの。キャストは前作とほぼ同じ。(古今亭今輔、桂米朝も出てます)今度は舞台は現代(当時の)立川談志が完全に主役。そのキャラは植木等の無責任男に通じる。この映画が1966、「ニッポン無責任時代」が1962の作品です。

冒頭の集団疎開のお寺の学校場面。お笑いではお決まりのパターン、後のドリフターズの教室ギャグへ受け継がれる。貧乏ったらしい子供達の中にあって1人おぼっちゃま風が立川談志、後の小松政雄(ワリーネ・デートリッヒの)に通じますでしょうか。
学校と言えば当然、やってくれます新作落語「授業中」!
どもる生徒が円鏡で「やまのあな・あな・あな・・・」
歌奴、待ってました!浪曲の喉で「やまのあなたのそ~らとおくっ♪」

それぞれが大人になって、すばしっこく、ちゃっかりキザで生意気、談四郎(若かりし家元)嬉しいのは緑色のスーツでござる。(昔からこれなんですね)

ラスト同窓会場面、恩師の先生(牧野周一)が見つからない。皆に迷惑をかけたと談四郎が必死に探し当て、先生を連れて顔を出す。
いいですねぇ。惚れた芸人を大事にして、寄席から遠ざかっていたアダチ龍光先生を池袋の寄席に呼んだりする(昭和53年ころ、この池袋、見に行ってたんだ。感動しましたよ)落語家立川談志と役柄が見事に重なります。

同窓会でのドンチャン騒ぎの大団円。嬉しくなります。

やっぱり酒井和歌子がいい。東京ぼん太、牧伸二もね。




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