STORY OF INSURANCE

保険って?
生命保険・損害保険・第3分野の保険
この保険はどこから入るといいんだろう?

火災保険はどうやって?

2007-12-20 11:17:37 | 火災保険
火災保険には、
1)建物につける
2)家財につける
   の2タイプあります。

どちらも適正な評価額(価値)でつけなければなりません。
正しい評価額以下だと一部保険といって、事故があった場合、たとえ全損で
あっても契約した保険金の全部は支払われません。

1)の建物につける場合、その建物の所有者が契約します。
  (所有者以外の人が契約しても、保険金の受け取りは所有者になります)

建物を所有し、そこに住んでいる人は、1)・2)の両方を契約する事が望ましいです。
更に特約で”地震保険”を付加すると完璧です。

賃貸の建物に住んでいる人は、2)の家財だけに火災保険をつけます。
こちらも”地震保険”を特約でつけるといいでしょう。

火災保険で建物や家財などの評価の仕方は、”時価額”と”新価”があります。

○”時価額”は現時点での値段です。
 建物を建ててから、あるいは家財を買ってから年数が経つと、当然減価償却され
 価値が下がってきます。(自動車の場合と同じです)

それに対して
○”新価”での評価は、再取得価格とも呼ばれ、現時点で買う時の値段です。
 例えば、20年前に2000万円で建てた家でも現在同等の家を建てるのに
 2500万円かかる場合の、その金額です。

火災保険の保険料は、住んでいる地域・建物の構造・建物の面積によって
計算されます。(家財も同じ)
当然、燃えやすい木造作りのものより、頑丈なコンクリート作りの方が
保険料は安くなります。

最近外資系の保険会社では、地域や構造に関係なく、全国どこでも
どんな作りでも、同一の料率を使って保険料を算出しているようです。
但し、従来の保険会社で一番多く使われている料率を使っているので、
一般契約者にとって、保険料的にそれほど差はないようです。
(この料率を使って保険料が安くなるのは、ログハウスなど
 木造で外壁も木の建物に住んでいる人)

いづれにしても、建物や家財の評価は素人にはできないので、保険会社や
代理店にしてもらいましょう。

*通常マイホームは、金融機関からお金を借り入れして手に入れますが、
 その場合強制的に火災保険に加入させられます。
 この時の評価額が、最近話題になっています。

 金融機関は、融資額=評価額 であれば問題ないとしますが、保険上そうは
 なりません。

 自己資金を使い、不足分を金融機関から借りる場合、融資額で評価されると
 一部保険になってしまいます。
 
 反対に自己資金なしでマンションなどを買う時には、建物+土地代+共有部分
 全てが融資額になるので、これも融資額が評価額ではなく、この場合は、
 超過保険となってしまいます*

火災保険のおさらいです

○保険をつけるモノ(建物・家財など)を専門家に正しく評価をしてもらう
○事故がおきても今と同等なモノが買える”新価”でつける
○特約の地震保険もつける

住む家や家財は、自動車などと違って、全損になったからしばらく我慢しよう
というものではありません。
地震の被災地の方々の、プレハブ住宅で快適とはいえない暮らしぶりが
テレビに映し出されるのを観るたびに、火災保険の大切さが思い知らされます。
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火災保険

2007-12-19 10:38:42 | 火災保険
火災保険は、自分の所有している建物や家財道具を火災や自然災害から
守るための保険です。

地震保険は、火災保険の特約であり、単独で契約することはできません。

他人を死傷させたり、他人の持ち物を壊してしまうと、損害賠償の責任を負いますが、
火災の場合だけは”失火責任法”という法律で、損害賠償の義務がないと
されています。

隣接した家の火災で飛び火し、自分の住まいなどが燃えてしまった場合であっても、
火災をおこした当事者からは賠償してもらう事ができません。
そこで、自分の大切な財産を守るために、火災保険が必要になってくるのです。

”村八分”と言う言葉がありますが、八分にされない残り二分は、
お葬式と火事だそうです。
火事でその人の財産がなくなってしまうのと、飛び火から自分の家まで燃えてしまう
のを防ぐために、みんなが協力して火を消したのです。

現在の火災保険の加入率は、建物で約50%、家財では約35%となっています。
自分さえ注意していたら大丈夫、とは言えない火事や災害から、自分の財産を守る
にはちょっと少ない数字だと思います。
自動車事故と比べると、火災事故の件数が低いのは確かですが、
宝くじで当選する人がいるように、低い確率に該当するのが絶対自分ではない、
とはいえませんね。
注(宝くじの当選者より火災事故はずっとずっと多いデス)

自動車保険同様火災保険も、保険の自由化以前は、各保険会社は、
同じ補償内容・同じ保険料で販売していました。
タイプは2通りで、

○住宅火災保険

 対象となる事故は
 1)火災
 2)落雷
 3)破裂・爆発
 4)風災・ひょう災・雪災
 
○住宅総合保険

 対象となる事故は
 上記の1)~4)までに5)以下が+されます
 5)水災
 6)給排水設備の事故・水濡れ
 7)外部からの物体の落下・飛来・衝突・倒壊
 8)騒じょうなどによる破壊行為
 9)盗難
 10)持ち出し家財

がそうです。

今は各社が”住宅火災保険”をベースとしてそれを進化させ、独自のペットネームで
販売しています。

次回は火災保険についてもう少し詳しく説明します。

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