未だに、分りません。
それは、まだ私が純情無垢?な17歳の出来事でした。
隣に住んでいた近所でも美人で評判のお姉さんが、高校生の私を
ホテルで開かれるクリスマスパーティーに招待してくれました。
友達を誘って来てもいいよ!という優しい美人のお姉さんは、私の憧れでした。
私も大きくなったら、お姉さんのような女性になりたいと常々思ったもの
でした。
さて初めてのホテル、初めてのクリスマスパーティー...どんな服装で
何を持って行ったら良いのか?その時の私にはさっぱり分りませんでした。
ホテルに行く直前に、お姉さんに聞いてみる事にしました。
答えは、「普段着でいいの」でした。
私と境遇の似ている /*男兄弟の中で育った*/ 友人を誘い、
普段着よりは少し上等?な洋服を身につけ、私たちは生まれてはじめての
”クリスマスパーティー” に出かけました。
ホテルで私たちを迎えてくれたのは、今まで私が見たことのない
完璧なメーク
をして、サテンのようなツルツルした光沢のあるブルーの
ドレスを着たお姉さんでした。
普段着より少しは上等だったとはいえ、私たちの着ていた洋服は
ドレスとは全くかけ離れたものでした。
決定的な違いは、お姉さんはピンヒールの靴
だったのに対して
私たちの
はブーツだったのです...それもあまり思い出したくはありませんが、
その頃の純情な?女高生の間ではやっていたゴム製のものです。
/*別名長靴ともいう*/
その出来事がトラウマになってしまったのか?今でも結婚式などの案内状に
『平服で...』と書かれているととても不安で、出席者に必ず
何を着ていくか聞くようになりました。
でもあの時、お姉さんはどうして「最高のおしゃれをして来て!」と
言ってくれなかったのでしょう?
未だに全く分りません。
ひょっとして?
私達がとびっきりのおしゃれをしていたら...お姉さんより
若くて綺麗で目立つと
思ったから?・・・なんてことはないです...
ねっ?