オチノツボ

日々起こる出来事について雑感をただだらだらたらたら述べております。

時代は変わる

2006-09-10 | 日々の雑感
9月10日

 まさかという思いとやはりという思いが錯綜する。

 今シーズンを最後に皇帝シューマッハがF1から引退する。

 あらかじめ言っておくと、僕はF1の熱心なファンではない。毎年変わるルールには全然ついていけてないし、テレビ中継も見たり見なかったり。こんな僕だがシューマッハの引退を聞いた時に気がついた事がある。

僕は皇帝のファンだったのだと。

 話しは変わるようだが、高校生の頃、僕はセナが好きだった。周りのF1熱に煽られていたのは否めない。しかし、素人目からでもセナの走りは周りのドライバーを圧倒していた。そんなセナの前に現れた若きドイツ人。それがミハエル・シューマッハだった。王者セナ対若き革命児シューマッハ。そこに絡んでくるのは暴れん坊マンセル、智将プロスト。その図式で1992年シーズン1993年シーズンが過ぎていった。そしていよいよ皇帝の時代が到来する。1994年。シューマッハが初めてワールドチャンピオンに輝いた。そして、その年、サンマリノでセナは散った。

時代は変わった。セナは逝ってしまった。

その年以降、僕は熱心なF1ファンではなくなった。

 その後もシューマッハは勝ち続けた。

いつしかシューマッハはセナの優勝回数を抜いていた。そして彼は皇帝と称されるようになった。

 その皇帝の時代が、今、終わりを告げようとしている。

 今シーズンが終わるまで後3戦。皇帝の最後の走りをしっかり見届けようと思う。