運動部で腰を痛めたという中学1年生の男子。
施術をしてみると、
腰だけでなく、
身体のどこを触っても痛いという。
腰の痛みはあっても、
他の痛みは自覚がなくて、
触って初めてわかったそうです。
ココに来る前に、
病院でも検査をされたようですが、
そのことには気づかなかったようす。
病院では患部しか見ていないので、
また、今は触診すらしない、
わかるはずがないといえばその通り、、、。
さて、身体のどこも、少し触るだけで痛いので、
初回は腰の痛みどころではない。
何をやろうとしても痛くて出来ない。
前にもオスグットで来た子に同じような状態がありました。
原因は疲れです。
1回目はとにかく身体全体の緊張を和らげるだけで終始。
施術後も自分で身体を治すことが重要なので、
しっかり疲れをとるために、
お風呂でよく温めて、
よく寝て、
適度に食事していただく。
2回目でようやく、腰の患部を施術できる状態に。
それでも、全身の痛みはまだあり。
3回目で腰を含め、
ほとんどの痛みがなくなった。
身体の痛み、疲れの自覚がないのは、
交感神経過剰時、例えばスポーツの試合中に怪我をしていても
気づかず、試合が終わったら急に痛みがでるという事があります。
その時は集中力が強いから気づかないともいえますか。
(逆に意識的にそういった苦痛を別のことに意識を集中して
まぎらすということもありえるわけです。)
実際には不調があっても、意識には現れない痛み。
良いようにも思えるかもしれませんが、
それは身体の異常に気づかずにいて、
悪化して、やっと気づくことになります。
身体の異常は、確かに無意識下で絶えず身体自身が
対応してくれています。
傷からバイキンが身体に入れば白血球がそれを食べてくれる。
傷を血小板が血を固めて細菌のさらなる侵入を止め、
細胞が増殖して傷をふさぐ。
これらは意識しなくても身体がしてくれますが、
痛みという身体からのサインがあれば、
自分の行動もその回復に目がいきます。
傷が大きければ傷を押さえて出血を減らす。
バイキンの侵入をそれ以上させないよう患部を洗う。
お互い(無意識な身体行動と意識的な行動)がその回復に
強力してもっとも効果的な回復を図ることができます。
そのサインが無く、きづかずにいれば、
傷が大きくて身体の修復が間に合わず
出血多量で危険な状態になったり、
傷口にバイキンが多くて
身体の白血球の働きが間に合わず
どんどんバイキンが身体の奥に入ってきてしまいます。
痛みは身体を守るために意識に送るサインです。
身体からのサインは痛みだけではなく、
ひえ、熱感、しびれなどの感覚のほか、
味覚や嗅覚、聴覚、視覚、眠気や疲労感などいろいろあります。
それらのサインの意味することは何なのか。
身体は貴方にどうしてほしいのか,,,。
いっぽ自然整体院
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