いっぽ自然整体は治療というよりも能力開発に近いのかも

手法の効果自体は単純なものです。

ただ、血行改善、バランス調整、ゆがみの解消、
緊張とゆるみ、リラックス効果、感覚，感性の改善、
などといった手技対応は多岐にわたります。

それぞれを分けて考えれば一つひとつは
難しいことではありません。
たとえば「ゆがみ」の改善などそう難しいことではない。
（ときには苦労、時間を要するケースもあるけど）
その「ゆがみ」をもって不調の原因だとする療法も多いけど
実際にはゆがみがとれても問題の解決にならない場合も
多くある。

そもそもゆがみが単独で起きるわけではなく
その原因は筋肉のバランスや体の使い方、習慣、姿勢、
などが相互に関連しあって起きる。
ゆがみの状態を改善しただけでは、
原因は解消されていないと言える。

ゆがみによって、血行の問題や体の硬さ、
疲労の蓄積があれば、
それらを改善する手技は単純ですが、
ある程度の根気、繰り返しが通常は必要です。

手技で一時的に改善しても
自身でそれらを引き起こす行動をすれば
不調を自身で引き戻すことになりますので
自己療法や、ご自身の感覚や知識、体の使い方、
そして心のコントロールなど
いわば能力開発的なアドバイスも
効果の大きな部分になります。

自己療法や自身の心身のコントロールを
見直すこと、身につけることが本当の目標となり、
手技はその手助けなのではと私は思います。