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卓越性の探究者、波田野が皆さんに販売戦略・営業手法についてや、コミュニケーションについて思う事をお届けします。

アベノミクスを考える①

2013-05-13 05:10:22 | ビジネス
アベノミクスと言われて、だいぶ久しい感じがするので少し振り返ってみましょう。

まず3本の矢はなんだったか?

1 積極的な金融政策
2 財政支出の拡大(公共事業等)
3 成長戦略

でした。

それらの期待感でまずは市場が反応しました。

昨年、11月に9,000円前後だった日経平均株価はその後右肩上がりで上昇し、14,000円を伺う勢いが出て来ました。

為替相場も100円に乗っけてきました。

トヨタ自動車やキャノンなど、大手の輸出企業を中心に、業績予想の上方修正や増益を発表している企業が相次いでいます。

賃上げもローソンを中心に始まりました。

こういった市場の動きに消費者が敏感に反応し始めています。

大手百貨店や宝飾品などの売れ行きが好調になってきたという事です。

円安のタイミングにも支えられ、アベノミクスが人々の期待をを前向きに変えてくれた事は間違いありません。

ここまでは点火状態としては上々のスタートと言えると思います。

さらに加速させているのが、日銀の大胆な金融緩和の発表と言えると思います。

為替操作と批判される意見もありますが、デフレ脱却にこちらも動き出したと言えます。

補助金政策や公共事業に充てられる予算も確実に実行されています。

国の借金は膨らむでしょうが、国を成長させて税収を増やす。これらでその補てんを目論んでいます。

今までは国民に直接的な痛みを伴わない政策で人々の期待を高める事が出来たと思います。

しかしこれからは、構造改革にせよ財政再建にせよ国民の痛みや既得権益等と向き合わざるを得ないと考えられるます。

外国人投資家がアベノミクスについて見ている最大のリスクは失望リスクと言えると思います。

(続く)
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